乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『楢神社』 4  / 奈良県天理市 (「牛絵」大型奉納絵馬にドラマ性の広がりを感じる)

2009-05-31 | 民俗考・伝承・講演
 楢神社にも大型奉納絵馬がかけられている。多くの神社でよく見かける老夫婦の子孫繁栄・子育て祈願の絵馬(写真左上)の下には馬絵。その横には牛の絵馬がある。絵馬は馬や武者絵や老夫婦や金太郎のようなものなどをよく見かける。ここでもう一度、上写真をみていただきたい。私は上写真のように牛の顔を布で隠した大型絵馬ははじめてみた。

 こういった絵馬は私にはドラマ性の広がりを感じる。この絵馬を宮田登先生や赤坂憲男先生や赤松啓介氏や柳田國男氏やその他多くの先生方がみられたら、なんとおっしゃるのだろうか・・・。四人の各先生方においては何となくおっしゃる内容の輪郭が想像できて楽しい感じがする。私にはこの絵を奉納された方の祈願を勝手に感じているが、ここではあえて省かせていただきたい。いずれにせよこの絵馬に対しても、人々の願いや厄払いや奉納者の生活や呪術的要素を強く感じるである。



 住所   奈良県天理市楢町443
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『楢神社』 3  / 奈良県天理市 (御神木の祠内には石仏がおられる)

2009-05-31 | お出かけ



 天理市の『楢神社』は子授け、長寿招福の神として有名と『楢神社 1 /  八代目市川団十郎奉納の井筒がある』でも書いた。楢神社正面のすぐ右横には祠(ほこら)のある御神木。祠の中には石仏がおられる。石仏の絵姿はあいにくはっきりとはしない。写真上がそれである。何となくお顔やお姿に感じるラインが認められる。




               


 上写真は御神木のようす。このように石仏がおさめられている。子授けの楢神社にふさわしい景色に感じるのは私だけか・・・。



 
 住所   奈良県天理市楢町443
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『楢神社』 2  / 奈良県天理市 (八代目 市川団十郎を思う)

2009-05-31 | 舞台・音楽 雑感メモ

 かって何人の人々がこの神社を訪れたのであろうか。写真の鈴を鳴らして拝む姿は今も耐えないことであろう。

 八代目市川団十郎が井戸を奉納したことは『奈良神社1』でも書いた。団十郎は男の子を願ったのであろうか。いずれにせよ今の歌舞伎に団十郎家がご活躍と言うのはうれしい限り。浮世絵でも団十郎を描いた役者絵は多く、ここのお家芸の十八番やお家芸も江戸時代からの人気ぶり。『楢神社』万歳である。



 
 住所   奈良県天理市楢町443
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『楢神社』 1  / 奈良県天理市 (八代目 市川団十郎奉納の井筒がある)

2009-05-31 | 舞台・音楽 雑感メモ

 今月の初めのこと。奈良県の郡山市、奈良市、天理市などを原付バイクで回って遊んだ。おおよそ十神社仏閣を見て回り楽しんだ。

 天理では『楢神社』にも参ることにした。ここは子授け、長寿招福の神として有名。奈良神社ではなく楢(ナラ)神社と書く。「ナラ」とは 国、緩やかな傾斜地、宮殿、王などの意。緩やかな傾斜地に帝都ができたので、帝都をナラとよんだといわれているとのことである。

 神社には八代目市川団十郎奉納の井筒があるそうだ。井戸水は子授けの霊水。子を望む者にとってはあるがたい神社だ。ここで私の心はときめく。八代目市川団十郎奉納の井筒!!なんと、かっこいい!!

 この神社は子授けで参る神社とあって、名付けもされているとのこと。ちなみに、この辺り(あるいは楢全域か?)では、かって楢彦や楢太郎や楢子と言った名前も多かったと言う。

 


 住所   奈良県天理市楢町443
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『寺子屋』と『河内山』だって 「Ba~ka ! na !! 」「 Baa~~ka ! me !! 」

2009-05-29 | 舞台・音楽 雑感メモ


 23341歩も歩いたよ。

 へたれだから疲れた。おまけに、活字禁断状態。



 帰宅後は赤坂憲男先生の『漂白の精神史 柳田國男の発祥』を100ページ余、読み続けていたよ。

 柳田國男氏の書き出しなんかも丁寧に読むと、かなり時間がかかるね。

 夕食の準備とお風呂以外は本と戯れていたんだ。



 新聞のテレビ欄をみたら、歌舞伎。

 本も読みたいけど歌舞伎も見たい。

 どうしよう・・・。



 演目は『寺子屋』と『河内山』

『寺子屋』は幸四郎丈じゃなく仁左衛門丈。『河内山』は仁左衛門丈じゃなく吉右衛門丈。

 仁左衛門丈の『寺子屋』も好きだし、近頃わたくし藤十郎丈もみたかったんだ。

 藤十郎丈は関西からはなれていて寂しいよ!ってなわけで、うふふ。これもいいんじゃない。



 きゃ!ただいま梅玉丈がうつっているよ。

『寺子屋』『河内山』とも両演目好きだし、今日はテレビと決め込むかな。




「Ba~ka ! na !! 」「 Baa~~ka ! me !! 」











            (「Ba~ka ! na !! 」は『寺子屋』の台詞、「 Baa~~ka ! me !! 」は『河内山』の決め台詞です。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「PSE」 で遊んでみたよ  2

2009-05-27 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


  「PSE」 で遊んでみたよ。

  最近の「PSE」って MでもWでも使えるんだって。

  賢いな。



  ところで今更のように言うけれど、私は能楽と歌舞伎と芸能が好きだな。
  
  能を初めて見たのは中学。京都の観世会館だったな。

  そういうと今年ももうすぐ平安神宮の薪能だね。



  数日前 友の会から『蜷川十二夜』の案内が来ていたよ。

 『丈』『丈』『丈』『丈』『丈』・・・。

  今回も好きな役者さんたちがいっぱいだな。

  そうして今日、チケットぴあからネット案内。

  東京公演『蜷川十二夜』が特別割引なんだって。

  なんだか、不思議(笑み)



 『蜷川十二夜』は歌舞伎チャンネルで一部の台詞を思えるくらいの回数はみたよ。

  楽しみだな。

  家族はかぶり付きでみたいらしいけれど、私はこの芝居の場合は前から7番目くらいがいいかな。


  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お誕生、 おめでとうございます /  「PSE」で初めて遊んでみたよ^^

2009-05-27 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
     ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

     五月生まれのみなさまへ

     ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆








     お誕生、 おめでとうございます。


     楽しい一年となりますように☆^^☆




     


     





     写真は奈良の法隆寺の蓮池です。







     新しい「PSE」で初めて遊んでみました。

    
     うれしいな ^^V


     みなさま、これからもおつきあいくださいね#^^#
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

76; 『子守り唄の誕生』  赤坂憲雄 著 講談社学術文庫 1742

2009-05-27 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫
 
 記録だけ  2009年度 76冊目          



    『子守り唄の誕生』 



 赤坂 憲雄 著 

 2006年1月10日 

 株 講談社

 講談社学術文庫 1742

 234ページ 900円+税   

                                            


 5月26日、二冊目は赤坂憲雄先生の『子守り唄の誕生』を楽しむことにした。

 まず冒頭に『赤とんぼ』があげられている。

 この『赤とんぼ』は長年私の心を悩ませていた歌だ。

 とにかく寂しい。 

 赤坂憲雄先生や解説者の高畑氏は「観たような光景を思い浮かべる」と口を揃えられている。

 確かに情景は時を刻みつつ悲しいまでに心にしみいる。

「ねぇやは 十五で嫁にゆき お里の便りも 絶え果てた」

 この歌詞を聞いて寂しいお年寄りの方は多いのではないか、と取り越し苦労さえしていた。

 ところがこの『ねぇや』は『姉』ではない。

 口減らしのためによそに出された『子守り』だという。




 子守りたちは自分の境遇を悲し実嘆く心を歌にする。

 芋一つ呉れぬ雇い主を恨み、「子がどうなっても知らない」と歌うことにより鬱憤をはらす。

 そうして五木の子守唄の歌詞にのせ、いろいろと歌われた子守唄も多い。

 子守りたちが歌たった一例として、
 =============
「わしが死んだとて 墓も無し」
 =============
の歌詞が妙に私の心に食い込み、聞いていると切なくつらい。


 
 子守りの多くは貧しい家の出で、たどり着いた村の一員としては認められなかった。

 子守りが初潮を迎え青年団の男性が夜ばいでもしようものなら、村の女の子が馬鹿にしてその男をも相手にしないといったことさえあったという。

 初潮を迎えた子守りの多くは村を追われ、いろいろなケースの人生を歩んだそうだ。

 中には村の長者と結ばれるシンデレラ的伝説の子守りもいたらしいが、皆にやっかいみの子守りを歌いつがれたという。



 赤坂憲雄先生は赤松啓介先生の文献などをしばしば例に挙げられ、肯定的な部分と否定的な部分を冷静に受け止め論じておられる。

 なるほど、大阪から子守唄発祥と断定するにはいたらないと私も感じた。



 赤坂憲雄先生の本はどの本を読んでも言葉の調べが美しい。

 内容は論理的でわかりやすく解説してくださっているが、小説を読んでいるような錯覚に陥る。

 この先生の本は宮田登先生と同じで続けて読んでゆきたいと感じている。


          


 ところで上の写真は中国雲南省の麗江古城内でみたもの。

 城内の人口川を挟んでたてられた飲食店同士が客、従業員とともに歌の掛け合いをしている。

 顔は笑いながらだが、お互いに競い合って歌う。



 私は今までこの本を読むまでは雲南省の少数民族の方が山中で実らぬ恋の歌を歌うのが元かと思っていた。

 いわゆる歌垣に近いと感じていたのである。


 ところが本処分中に出てくる『宇目の歌げんか』の話を読んでいるうちに、こちらに近いのではないだろうかとも思い始めたのである。

 いずれにせよこの本の締めくくりには、子守唄は赤子に歌ったのではなく歌の内容が何であれ、異性に送られたのではないかとも考えられるニュアンスが記されていた。

 私にとっては中国雲南省の歌の掛け合いを含めて、非常に興味深く思われる。

 いずれ機会を設けて、この歌の掛け合いの深層は探るつもりであリ、今後の課題として温めておきたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑記 /某高校私服不人気

2009-05-26 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

     某高校私服不人気


 
 ネットでこんないユースが目に留まったよ。▼


  
「自由過ぎて」私服不人気…千葉県立◯金高、制服再導入へ(5月23日7時58分配信 読売新聞)






 女子生徒の間で「制服人気」が高まっていることを踏まえたもので、志願者場慣れに歯止めをかけるといった意味合いらしい。

 生徒たちは私服だが制服のような服装の女子生徒もって読売新聞配信ニュースに書かれているよ。

 ずいぶん前からそういったブランドが出てるよね。


 
 某塾長は「女子を中心に、最近は制服で高校を選ぶ子も珍しくないし、制服を歓迎する親も多い」と話されているけれど、これもずいぶん昔に話題にあがっってたね。

 自由すぎると好まれないんだって。

 でも大きくは経済的なこともあるのかな。

 保護者側からは「経済的な理由で制服がいい」「制服化でエネルギーを勉強に向けてほしい」などと大方が理解。うんうん、わかるな。



 イランでもチャードル廃止をいやがっておられる方々も多いんだって。

 チャードルは何でも隠せるから、楽らしいよ。

 なんだかそんな他愛ないことを思い出したんだ。



 いずれにせよ、制服は人間工学にのっとった機能的で動きやすくて洗濯しやすいもので、尚且つおしゃれなのがいいね。

 基本を崩さないマルチデザインなんかもいいかもね。(笑み)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

75; 怪異の民俗学 2 『妖怪』  小松和彦 責任編集 河出書房新社

2009-05-26 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫
 (写真は奈良/郡山の春日神社で出会った猫ちゃん。神社にふさわしい威厳のあるにゃんこちゃんだった。

  奈良には春日大社や春日神社などいろいろあるが、いったいいくつぐらい存在するのだろうか・・・。)





 記録だけ  2009年度 75冊目          



   怪異の民俗学 2 『妖怪』



 小松和彦 責任編集 

 2000年7月15日 

 河出書房新社

 449ページ 4000円+税   

                                            


 先日から楽しんでいた怪異の民俗学 2 『妖怪』を今、読了。

 怪異の民俗学シリーズは 7『異人・生け贄』と8『境界』に続いて三冊目。

 柳田邦男、宮田 登 、小松和雄等は7『異人・生け贄』と8『境界』および今回も書かれていたよ。

 妖怪とあっては、もちろん妖怪先生(宮田 登氏)も執筆されているのは当たり前だね。(ニンマリ)



 先日書いた『髑道中五十三驛』【ひとりどうちゅう・・・)は『芝居と俗信・怪猫物の世界』横山泰子先生が書かれた物だよ。



 アダムス・カバット氏の『化物尽の黄表紙の考察ー化け物の外面をめぐってー』を読んでいると、『黄表紙』は読みたくなるな。

 初めに断り書きがあって、今なら差別用語と言われる語彙がふんだんに出てくるな。

 アダムス・カバット氏と言う国籍が違う学者さんだから、余裕を持ってみていられたよ。

 全体において論理的展開と考察で面白かったよ。

『黄表紙』やら何やらの当時の絵がふんだんに織り込まれていて、それも楽しかった。



 後で家族の『黄表紙』を拝借して楽しんでいたら、なんだかんだで知らないうちに家族の方が読み出していたよ。

 籠釣瓶をちらつかせて「返して~」って叫んじゃおうかと内心思ったな。

 ま、これは嘘。『MEITO(名刀、名答)』じゃないよね。


 
 香川雅信氏の解説を読んでいたら、参考になったよ。

 宮田登先生の解説部分で

     山口昌男 『文化の両義性』(岩波)

     吉田禎吾 『真生の文化誌』 (研究社)

が先に論じられていたと記されていたよ。

 ウムウム。そういうことはあるだろうし、宮田登先生も他の先生方と同様。漏れず参考資料は明記されている。

 山口昌男氏は『言葉論』において言い回しが私似は難しかったな。あとの『境界』を論じた部分は面白かったんだけどね。

 ぜひとも 山口昌男 『文化の両義性』(岩波)と吉田禎吾 『真生の文化誌』 (研究社)は読みたいな。



 ところでこの怪異の民俗学シリーズは結構分厚くって重たいんだ。

 これで三冊目だってさっき書いたでしょう。

 私は読書中は片手で本を持つ癖があってね。

 この面白いシリーズに夢中で気がつくと右手薬指の小指側が水ぶくれしていたんだ。

 読み終わった今気がついたんだけど、結構痛いよ。

 読書も正しい姿勢で正しく持って読まないといけないんだね(笑み)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意味なき戯言 /AHAHA ! 何を書いてんだか・・・ね!

2009-05-24 | 民俗考・伝承・講演
     
        意味なき戯言





 赤坂憲雄著の『◯◯◯・・・』についての正反対の意見を読んだ。

 両者なるほどと思う私は自分自信の考えを持たないせいだろうか。

 いやいや。力量不足。

 お恥ずかしい話。



 手放しに赤坂先生を好きだと思っているが、正反対の方の考え方においても納得がいく部分がある。

 ここで両者の方の感想を転載するわけにはいかないでしょう。

 簡単に言葉短かに記録しておこうと思います・・・。

 でもね、極端に短くして言葉も変えちゃいましたので都合が悪ければおっしゃってくださいね。

 A様B様、すぐにどうにか考えますね。




A氏(否定的)

 1 『ひとつの日本から / いくつもの日本へ』

 2 『ひとつの日本』

  『柳田國男民俗学』&継承者により云々。
    
    ⇅

   赤坂憲雄氏 他 民俗学者>認識はない云々。

 3 赤坂氏>『柳田國男民俗学』>言及

 4 『いくつもの日本』 岡正 雄学 説

   『いくつもの日本』 大林 太良 説

   赤坂氏>  文化人類学 記さない。

 5 ジャーナリズムと関係

   自分のオリジナル云々

 6 雑誌「東北学」

   赤坂氏(実践の場として東北) 
     対談 
   小松氏(そのような具体的な場でものごとを考える必要性をあまり感じない) 

  を、A氏は例にあげる
  
    ↓

 7 民俗を文化人類学の手法で分析する限り、場所は匿名でも可能。



 
B氏(肯定的)

 1 主張に関心

 2 日本>民俗・文化的→均一

   暗黙の認識

 3 東北一部分やそれ以北、沖縄>考えに入れられなかった。

 4 本書→多角的日本

 5 切捨てられていた地方→民族史的云々存在





 難しい事はわからないが、Aー7においては 最近京都の友人と電話で話していた部分。

 赤坂先生においてはわからないが、そういった風潮が多くの民俗学全体から感じら疑問を感じていたところなんだ。

 先日も一旦ブログに書いていて消去したので、読んでいただいた方もいられるかもしれないな。(ドキッ!)

 A-2のY氏においては部分的に功績を認められる部分とおかしいと感じる部分が主婦の私でもあるよ。

 赤坂憲雄先生を好きになりかけている私なのにね。A氏のおっしゃる部分も共感を持つ部分と違う部分があるよ。



 B-2は民俗学全体にそういった風潮があるのだろうな。

 ただ赤松啓介氏は隣村であっても俗信や風習などがちがう・・・といった事を記されていた。

 B氏も共感を持つ部分と違う部分ありなんだ。



 何やら楽しさだけで読んでいる民俗学だが、いろいろと難しいのかな(笑み)

 いろんな種類のお芝居の世界と同じだね。



 私は赤坂憲雄先生を今のところ好きだと思っているのだが、A氏のような否定的な意見ももっと知りたいな。

 どのようにすればいろいろな意見が聞ける(読める)のだろうか。

 みんなが360度の意見を知る上では、やはり真っ向から否定したような書物や論文も出されるのがいいのだろうな。



 私はA氏とは基本的には逆だけれど、A氏のように冷静に意見を述べられる人はすばらしいな。



 私は自分の意見と違うと攻撃的になったり、交友関係を断つ多くの人を知っているよ。

 いろいろな意見を聞き入れて消化した上で、自分の意見や感覚を持てる人になりたいなと感じるよ。



 お芝居の役者さんや作家や作品の好みの違いでも、生き様でもそういった事があるね。

 私は安部公房氏が嫌だと言う友人の意見を聞いたとき時も、
『ああ、そんな考え方もあるんだぁ~。』
って参考にさせていただいたな。

 役者や画家でもそういった事はあるよ。



 自分の好みだけが正しいと思う人は、どうなんだろう。



 分岐点をとうに超した今、私はたとえ違う考えや好みの物であっても、感心し心奪われる人や物に囲まれて生きていきたい。

 最近つくづくとそう感じるのは年のせいかな。

 平常心是道・千差万別・満足感・趣味・心・0・・・無限。

 残り。どのような人生を描くかは、自分。



    AHAHA ! 

       何を書いてんだか・・・ね!



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下取りセール / 『日経ビジネス』に学ぶ

2009-05-24 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
 昨日の事。

 近くのスーパーの下取りセールのチラシが入った。

 利用する訳じゃないんだけど、
「待ってました!」
って感じかな。

 そういうと今までにも車をはじめ、ミシンやテレビやスーツなどの下取りセールがあったな。



 数日前に来た『日経ビジネス』には消費行動から心はなれた消費者の心理をつかむ特集が組まれていた。

 何の事はない。

 物を持たない人の心情を逆手に取った下取りに効果大とのこと。

 若干の脚色めいた部分はあるものの、おおむねのところは当たっているだろう・・・。



 昨日 子に連絡。

 畑違いだが、知っていたとの事。

 一応ネットで読むと言う(笑み^^)



 ところで近くのスーパーの下取り。

 今回が多分初めての折り込み。 (あまりチラシを丹念に観てないので見こぼしがあるかも・・・^^;;)

『ちょっと遅いんじゃないかえ?』
と、人ごとながら心配するわたし。

 もしこのスーパーがなくなればと思うと、不安で応援しちゃうんだよね。




 がんばれ、スーパー ☆^^☆

         がんばれ、日本 ☆^^☆







========================

6/2 追記

 またまた

 信じられないほどの大きな誤変換

 誤字をやらかしておりました^^

 日系ビジネス → 日経ビジネス

 早速訂正

 この間違いは恥ずかしい^^;;



 教えていただいてありがとうございました!

 助かりました★☆★感謝いたします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『髑道中五十三驛』で遊ぶ。/ 横山泰子先生記録

2009-05-24 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫
 

 
 怪異の民俗学2の『妖怪』の中には横山泰子先生の「芝居と俗信・怪猫物の世界ー『髑道中五十三驛』試論」がある。

『髑道中五十三驛』(ひとりどうちゅうごじゅうさんつぎ)の台詞の一部が載せられてているのは興味深いと同時にありがたい。

 七月の『蜷川十五夜』のせいか演技のインパクトが脳裏に焼き付いているせいか、何となく菊五郎丈の顔を思い浮かび、彼の口調(風)で楽しんでみる。

 あまりに面白いので、芝勘丈と歌右衛門丈と藤十郎丈と勘三郎丈と玉三郎丈でも声を出して読んでみた。

『髑道中五十三つぎ』は面白いようだ。



 気になったので横山泰子先生を調べてみる。

 1965年生。

 法政大学工学部教授、

「怪猫物」の怪談狂言について、当時の猫にまつわる俗信や文学的伝統などとの関連性を探っておられる。

 大衆演劇を民俗的背景と照らし合わせながらと観といていく研究をも進められているらしい。



 私事だが、今現在 怪異の民俗学2の『妖怪』を読んでいる。

 横山泰子先生の抜き出し『髑道中五十三驛』で止まってしまって、先に進まない・・・。

 幸せなつぶやきである。




 


  横山泰子先生記録 ▼   (Amazonより転載)

新品 四谷怪談は面白い
(単行本)
横山泰子
定価 ¥2,242(税込)
新品販売価格 ¥2,242(税込)
発売年月日 1997/04/14
在庫がありません。
在庫がありません


新品 江戸歌舞伎の怪談と化け物-(講談社選書メチエ)
(単行本)
横山泰子
定価 ¥1,575(税込)
新品販売価格 ¥1,575(税込)
発売年月日 2008/09/10
在庫がありません。
在庫がありません


新品 江戸東京の怪談文化の成立と変遷一九世紀を中心に
(単行本)
横山泰子
定価 ¥26,250(税込)
新品販売価格 ¥26,250(税込)
発売年月日 1997/03/15
在庫がありません。
在庫がありません


新品 綺堂は語る、半七が走る異界都市江戸東京-(江戸東京ライブラリー22)
(単行本)
横山泰子
定価 ¥1,575(税込)
新品販売価格 ¥1,575(税込)
発売年月日 2002/12/10
在庫がありません。
在庫がありません


新品 江戸社会と国学原郷への回帰
(単行本)
ノスコ,ピーター/スティール,
定価 ¥4,410(税込)
新品販売価格 ¥4,410(税込)
発売年月日 1999/10/20
在庫がありません。


ほかカッパ関係の絵本あり
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ナショナル・トレジャー』 ニコラス・ケイジ

2009-05-23 | 映画
   『ナショナル・トレジャー』



 満足度 ★★★★★ ☆☆☆☆☆

 話の展開 ★★★★★ ★☆☆☆☆

 おすすめ度 ★★★★★ ★★☆☆☆
 

 アメリカ 2004年

 原作  ジョン・タートルトーブ

 出演者
  
  ニコラス・ケイジ

  ハーヴェイ・カイテル

  ディアナ・クルガー

  デビット・ダイアン・フィッシャー

  クリストファー・プラマー  ほか



 金曜日。

 家族とテレビで『ナショナル・トレジャー』を観た。

 歴史学者であり冒険家であるベンジャミン・ゲイツ扮するのはニコラス・ケイジ。(?笑み)

 最後はハッピーエンド。

 まぁ、アメリカ的で楽しかったかな。(笑み)




       
                めでたしめでたし

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

74; 『東西/南北考』  いくつもの日本へ  赤坂憲雄 著  岩波新書 新赤版

2009-05-22 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫
 記録だけ  2009年度 74冊目          



    『東西/南北考』  いくつもの日本へ



 赤坂 憲雄 著 

 2000年11月20日 

 岩波新書 新赤版 700

 197ページ 660円+税   

                                            


 赤坂憲雄先生の『東西/南北考』いくつもの日本へ を読む。

 蓑(片口と丸口)(樹皮文化と竹文化)の話は特に興味深い。

『東西/南北考』の樹皮文化と竹文化分布と『竹の民俗誌』(沖浦和光 著)を重ねて考えると、かぐや姫伝説発祥がよりわかりやすい。



 胎盤を埋める場所にも特徴があるらしい。(154から)

   A 家の戸口、敷居の下、土間、他  → 踏まれるほどに子が育つ

    B 産室の床下、縁の下、他     → 陽光に中るのを嫌う

   浜辺、海に流す          →  漁民

 

 西関東では戸口に埋める習俗が優勢な地域だったらしい。

 縄文前期から 弥生・古墳・奈良・平安時代に至るまでみられたと言う。

 この習俗は全国的にみられるのだろうか・・・。

 先日行った奈良・橿原の今井町。

 某屋敷の土間から胎盤の入った瓶が出てきたと説明書きがあった。



 赤坂憲雄先生の『東西/南北考』はわかりやすく面白かった。

 写真や絵や分布図もあり、優しい言葉で論理的に説明されている。

 赤坂憲雄先生もすごい方だなぁ。






  赤坂憲雄先生記録 ▼


 怪異民族学 8 『境界』  小松和彦 責任編集  河出書房新社


『東北学 / 忘れられた東北』  赤坂憲雄 著   株 講談社


 怪異の民俗学 7 『異人・生け贄』  小松和彦 責任編集 河出書房新社


 明治大学公開文化講座 XIV『文化における「異」と「同」』 風間書房


『民俗を織る旅』(五柳叢書)  赤坂憲雄 著  株 五柳書院


『境界の発生』  赤坂憲雄 著  講談社学術文庫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする