赤カブ不動産屋の独り言

 赤かぶを作り、漬けて30余年。今年は焼畑は止めて漬けるだけ。
 不動産や広告で起業して10年になります。助けられて。

景気が悪いので売れない?

2011-01-16 19:16:06 | 日記
昨年末の忘年会の時、何時もお世話になっているМ会長に、「隣が売りに出ているんだが売れないようだ」と。

 衣料品の店舗でしたが商業用の土地としてはどこにでもある立地なんです。
 
 売主はお知り合いらしく、商業立地としての価格をつけているようです。

 赤カブ不動産屋は商業立地としては無理っぽく、住宅地としては可能性があるが希望とは坪 20万円以上の差がある旨言ったんです。

 これは景気が悪いので希望値で売れないのか。
 景気が良くなれば高値で買主が殺到するのか。

 
 幸田昌則先生の市況セミナーに参加した時、1月に出版されたばかりの本を買ってきまし  た。

 日本経済新聞出版社
 幸田昌則著
 「不動産で豊かになる10年先の読み」
 945円

 マクロで捉えていますので一読されたらよいと思います。
 不動産にかかわっている業者は勿論、企業経営者にも個人にも関係することなんです。

 内容は
 不動産新しい時代の始まりとして、

 日本社会が大きく変わった
 日本経済が構造的に変わった
 日本人の意識が変わった
 
 もう不動産市場は昔に戻らない
 日本の不動産のこれからを考える
 資産としての不動産はどうなる
 不動産で人生を豊かにする10か条

 以上が各章の題目です。
 
 セミナーでは何時ものように分譲住宅、不動産流通、賃貸、リフォームなどの市況分析と対 応でした。
 個別にはまたの機会に、まずは新著をお読み頂くことでしょうか。

 不動産市況をマクロとミクロの両方から見る事が大切なんですが。
 
 経済構造の変化で、例えばここ10数年百貨店、スーパーの売り上げが低下し、インターネッ トやテレビによる販売、カタログによる販売などの所謂通信販売の売り上げが伸びているん です。従来の店舗の必要性は低下してるんですね。

 小売りだけではなく他の業界も同じような事が起きていますよね。

 表記の小売り店舗の土地の件、当然不況による出店意欲の問題、地価の下落もありますが、 底流にはそんな構造変化が起こっているんだと。

 皆が知っている事なんですが、改めて考えてみればそのスピードは速いんですね。
 その土地が住宅に転用できるなら、住宅に利用する事も考えるときになっているんでしょう か。

 赤カブ不動産屋は幸田昌則先生の本をすべて読んできましたし、セミナーも何度も聞いてき ましたが、今回の本は特に経営者に読んで頂き、企業不動産(CRE)の戦略に活用して頂きた いと思いました。

 企業でも大手は戦略的に不動産を考えていますが、中小零細はまだまだです。
 厳しい環境の中で今頑張れば景気も戻り、不動産も値上がりする前提で目の前の危機に対応 しているように思います。

 NPOでも中小零細企業の不動産戦略のセミナーを開催したいと思っています。

 まずは幸田先生の新著をお読み頂ければお役に立つと確信しています。

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 ありがとうございます。
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コメント
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