清々しい気分で駅へと戻り、さて今度は「ルッカ」だな!と切符を買い求めようと駅舎へ行く。
しかし・・そこにはダレも居なかった。
扉はしまり、駅舎前には「自動券売機」が二つ。
カードで購入しようとしても、何故か「出戻ってくるVISAカード」。
仕方なく、お札を取り出す。
よくあるトラブルの一つに 「釣り銭」が出てこない がある。
今回もかなりドキドキした。
何せ、駅員が居ないのだから・・・・文句を言うことも不可能だ。
ジャラジャラジャラ・・とお釣りは出てきたものの・・・めっちゃ細かいジャリ銭。
いや・・これでもOK。お釣りは大事。
さて、次の課題は「何番線ホームから出発するのか」だ。
見渡しても「駅員」は居ない。
居るのはパトカーのみ。二人の警官が乗っている。
意を決して、カタコトで「ルッカ行きはどこからですか?」と聞いてみた。
「そのホームでOKだよ。」と言われ安心。
あとは電車がくるのを待つばかり。
10分くらい待っただろうか・・・アナウンスが流れる。
かろうじて「ルッカ」という地名はきこえるが、他は全く分からない。
でもここでいいんだよねえ とのんびり構えていると、後ろの方から警官が大声で何かを叫んできた。
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「あっちのホームへ渡れ!ホームが変わったんだ!!」
そういう意味らしい。
あくまでもニュアンス解釈。
しかし上の画像にもあるように、 線路を渡るな!とでかでかと注意書きがしてある。
戸惑い、ドキドキしながらも線路に下り立つ。(他の人は悠々と渡っていた)
石ころで歩きづらい。ここで転けたら間抜けすぎるだろう。
なんとか正しいホームにたどり着けた。
一生懸命手を振り、御礼を言った。聞こえていたかはわからないが。
イヤな汗をかいた。
なぜなら、ここで乗り過ごしたら 次の列車まで2時間待ちだからだ・・・。
ふ~・・・親切な警官に感謝!
無事、列車に乗り込み(この列車もガラガラ)、なんとか一息つけた。
景色はどんどん田舎に・・・そして山へ・・・。
おいおい・・ルッカってどんなとこなの?
下調べしていない私にとってはかなりの不安。
山を越え、自然の景色を眺めていると、次第に民家が増えてきた。
こぢんまりとした街並みをみて、ちょっと嬉しくなった。
ルッカは人口8万人ほどだ。
駅は小綺麗だし、二人ともほっとする。(笑)
さていよいよ、限られた時間の中でルッカ散策にでかけます。
もちろん美味しい物も食べますよ~。