さて、イタリアの晩餐も残すところあと数回となりました。
レストラン選びにも力が入ります。
今回は女性シェフが腕をふるっている名店「Borgo San Jacopo(ボルゴ・サン・ヤコポ)」へ。
※「ホテル・ルンガルノ」内のレストランです。
ちょっと気取ったお店・・・に違いはないのですが、スタッフの方達もすごくフレンドリーでホッとしました。
二階の奥の席へ・・・。
英語が完璧?なホールスタッフの男性が一人で世話をやいてくれます(笑)。
さて今回もアラカルトでオーダーさせてもらいましたよ~。
パンの種類に驚き~。
それも全部美味しいのです。間違いなくアタリの店ですね。
アミューズ
綺麗です。何よりも繊細さを感じるその姿に惚れ惚れ。
この辺りの感性はさすがです。
「Astice arrostito con insalata di lenticchie alla vaniglia」 19ユーロ
え~っと、焼きロブスターがレンズ豆に浸っています。
濃厚なレンズ豆(レンティッキエ豆)のスープが美味しい。
ロブスターはプリッと大きな身。バニラビーンズが刺さっています。
味はやはり伊勢エビの方が深い甘みがありますね。
でも贅沢な気分にさせてくれる一皿でした。
「Tartare do tonno, salsa di cipolla rossa e spaghetto allo Champagne」 18ユーロ
主人のアンティパストはまぐろのタルタルです。
上の透明なやつはシャンパンをスパゲッティ風にした寒天のようなもの。
赤玉葱のソースとオリーブオイルで頂きます。
ま、美味しいに違いない。
タルタル加減がちょうどいいし、何よりも美しい。
崩して食べるのが勿体ないくらい。(笑)
「Spaghettiono al peperoncino con triglie e pachino」 19ユーロ
赤唐辛子を練り込んだスパゲッティ、ソースは「Triglie」というメジャーな魚とトマト。
※ヒメジという魚でスズキ科に属する。
これには軽く驚かされた。
まず唐辛子を練り込んだスパゲッティの出来映え。
本当に素晴らしい。
味も、ゆで加減もそして見た目も・・・。
ソースは甘じょっぱい感じ。
いや~、すごく上手です。
美味しかった~。
「Paccheri con ragu di coniglio」 19ユーロ
いやはや・・・・主人はウサギってだけでこのメニューをオーダーしたけど、
これが大当たりでした。
パッケリというぶっといパスタと、淡泊でいてコクのあるラグーソースがとても良い相性。
本当に美味しくてビックリした!
ウサギがこんなに上品にそして存在感を示すとは、今回のイタリアで思い知らされました。
「Brodetto di pesce alla Marchigiana」 35ユーロ
魚介類のスープです。
ムール貝、手長えび?アサリなど、とにかく出汁になる豊富な材料が見事に一皿に盛られています。
美味しいスープでした。
控えめなトマトの味がより好みでした。
「Guancetta di vitello con salsa al miele su fonduta di sora」 38ユーロ
主人のメイン。
仔牛のほほ肉がとろっとろにやわらかくて、まったりソースもいいんだけど。
さすがにお腹いっぱいになってしまい、かなり苦戦。
クリーミーなソースが複雑でした~。
付け合わせの焼き野菜たち。
満腹状態でしたがデザートもしっかりいただきました。
美味しかった~!
噂に違わず、なかなか上等なリストランテです。
ホテルの宿泊客の中にはこのレストラン目当てという方も多いらしいですね。
納得です。
二人で219ユーロのリッチなディナーでした。