八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

湿原が育てた草花

2007年07月09日 | Weblog
八島ヶ原湿原は高層湿原の南限であるとともに12,000年という大変長い年月をかけて成長してきました。そのため、この地において雑種を形成した種や分化した種、また、日本でも霧が峰だけに残存している種類など珍しい植物が数多く確認されています。例えばキリガミネヒオウギアヤメは八島ヶ原湿原の特産種でカキツバタとヒオウギアヤメの雑種だと考えられています。

今、湿原の中には、キリガミネヒオウギアヤメ、キリガミネアキノキリンソウ、キリガミネアサヒラン、トキソウ、ツルコケモモなどこうした湿原特有の植物が一斉に見ごろを迎えています。湿原周辺に先立って湿原の中からにぎやかとなってきた感じですね。

これらの草花は湿原の中にしか見られないために、ただ歩いただけではその存在に気がつきにくいものです。八島へおいでの際は、是非双眼鏡をお持ちになってお出かけください。

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