八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

長い梅雨が明けました!

2016年07月30日 | Weblog
長かった梅雨が明けました!梅雨が明けてから久しぶりの青空をみることができました。
梅雨明けしてからもすっきりしない天気が続いていたので、やっと夏が来るんだなと実感しました!



この梅雨明けと同時にアサギマダラも優雅に飛んでいる姿を見るようになりました。
今年はアサギマダラの数が少なかったので心配していましたが、これから少しずつ増えていくと思います。



今朝見かけたアサギマダラです。女の子の様です。
アサギマダラはチョウの中でもかなり大きい種類なのですが、この女の子は身体が小さかったです。蛹から孵ってまだ間もないのでしょうか。

長旅お疲れさまでしたと、皆さんも見かけたら声をかけてあげてくださいね。



今年は長梅雨だったため、夏が短くなるのか長くなるのか分かりませんが秋のお花であるマツムシソウがすでに花を咲かせています。



今年は早い開花です。まだ秋まで日があるのに、一体どうしたのでしょう。今のうちに花を咲かせておかないとまずいことでもあるのでしょうか。
スタッフ間では、秋に何かが起こるとか起こらないとかで想像がどんどん膨らんでいます(笑)

ちなみに、私は秋の八島が一番好きなので気になって仕方がありません!

今年の八島はちょっと変わった一年になりそうです。


(西)


3連休中日でした。

2016年07月17日 | Weblog

一日雨模様の八島湿原。3連休の中日はそんな感じでした。それでも多くの方にお越しいただきました。ありがとうございます。
今日は霧の動きがはっきりとわかりました。霧には濃淡があります。均一に真っ白というわけではないんです。風とともに霧が動いて景色が見えたり見えなかったり…晴れの日よりも景色に動きがつきます。


いつもの景色をちょっと切なく見せるのも霧の力
(初めての人にはいつもの景色…というわけではないですが)



イガグリのようなつぼみをつけたハバヤマボクチも大きくなってきました。今日の雨と霧とで大粒の水滴をつけています。


ハバヤマボクチのトゲとトゲの間には白い毛があります。ここに水滴がくっつきます。見た目はトゲトゲであまり人を寄せ付けなさそうですが、近づいてよーく見てみるとキラキラ光る繊細な小さい水滴がたくさん…。見た目強そうなのに繊細さも併せ持っているのがハバヤマボクチの魅力です。"ギャップ萌え"という言葉がありますが、ハバヤマボクチはそれに当てはまる気がしてなりません。


そう思っている「ま」でした。


この夏もハバヤマボクチをよろしくお願いいたします。



明日は3連休最終日。大勢の方のお越しをお待ちしております。





はばちの季節です。

2016年07月12日 | Weblog

ニッコウキスゲ、見ごろです。写真ではわからないですが、結構な花数があります!車山肩付近も含め、今とてもいいですよ~。



こちらはカラマツソウ。白い小さな花が集まって咲いています。


白い小さな花が集まっていると言えば、

やはりこの植物。シシウドです。シシウドの花にはハエやハチなどの小さな虫たちが集まりますね。シシウドの花を観察していると全く飽きないです(人によります笑)
シシウドの花の上で繰り広げられるドラマに関しては、また今度。面白い場面が見られたらお伝えします。


そして、シシウドの葉にいる虫といえば…

ヒメシロコブゾウムシ!(勝手なイメージです)

ですが、
今回は

ハバチの幼虫です。

毎年飽きることなく紹介しているハバチ、今年も見られます。
蛾の幼虫じゃないです。ハチの幼虫です。

通常のガの幼虫よりも胴体が長いですね。

ハバチの幼虫のチャームポイントは何と言っても目。
とてもつぶらです!

まだ見てない人は見てください。絶対おすすめです。






霧ヶ峰インタープリター養成講座開催いたします!

2016年07月09日 | Weblog
こんにちは。

今日は朝から雨降り模様です。少し肌寒い気がします。お越しになる方はお気を付けください。


さて、本日は「霧ヶ峰インタープリター養成講座」のお知らせです。

今年は10月17・18・19日の三日間で行われます。
募集はすでに始まっていますので、興味のある方は下のリンクをご覧ください。

http://www.lcv.ne.jp/~kirivc/vc_renrakukai.htm


養成講座を修了すると、希望される方は霧ヶ峰でインタープリターとして活動することができます。

沢山のご応募お待ちしております!

黄色いお花たち

2016年07月04日 | Weblog
今日は曇り空からのスタートでした。お昼過ぎから雨が降ってきましたが、それでもあまり寒くはない時季に入ってきました。
この時季の八島湿原は、お花に彩られる頃です。紫や赤色など、緑の中に違う色が少しずつ着色されていきます。

今は「黄色」がとても目立っています。黄色と言えば夏というイメージがあるのですが、私だけでしょうか。
今日は黄色いお花たちを紹介したいと思います。

ここ八島湿原で黄色いお花と言えばニッコウキスゲですよね。八島でもかなり目立ってきました。




ニッコウキスゲは、朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう「一日花」と呼ばれています。






こちらはニガナです。とても小さいお花で、今木道の脇に沢山咲いています。





キンバイソウです。今年は昨年よりも早い開花でした。背が高く際立つ濃い黄色が印象的なお花です。
蕾がキャベツみたいで、かわいいですよ。





キバナノヤマオダマキです。今年はとても元気で、満開を迎えています。
今一番見られる黄色いお花です。



この他にも八島には個性豊かな沢山のお花が咲いています。この時期は小さいお花がまだまだ多く、大きいお花は少ないです(数は多くなってきていますが)。
大きいお花だけでなく、小さいお花にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

新たな発見があるかもしれませんよ!



(西)