今朝の八島湿原は氷点下を記録しました。日中も日差しはありましたが、冷たい風が吹き、寒い一日でした。
3、4日前までは暖かく、木々の芽吹きが加速したようでしたが、今日はどうだったのでしょうか。
木々の芽吹きはどの種もいっせいに・・・というわけではなく、前々回のブログにもあったように、ズミよりもエゾノコリンゴのほうが早く芽吹く・・・といった感じに、樹種によって差があるようです。
マユミやカラマツは大分葉が開いてきましたが、湿原の脇のミズナラはまだのようです。しかし、木道を歩いていると、ミズナラの下の方の枝の葉が緑色に展開していることがあります。「あれ?おかしいな」と思ってよく見ると、展開しているのはミズナラではなく、ミズナラに寄り添って生えているマユミであることがわかります。
湿原を一周すると、ミズナラとマユミのペアに何度か出会います。どのペアも、大きいミズナラに背の低いマユミが寄り添うようにしています。
なぜペアができるのでしょうか。
ただの偶然でしょうか。
ただの偶然でそこに生えてしまい、私の目にペアのように映っているだけでしょうか。
ただの偶然でそう生えてしまったとしても、ミズナラとマユミの関係は大変濃いものだと思います。そばにいることで、お互いを制限するかもしれませんし、また、得なこともあるかもしれません。
大きくて葉の大きいミズナラの木の下で、マユミはどうやって光を受け取るのでしょうか。ミズナラよりも先に葉を開くことは、何かの戦略なのでしょうか。お互い物理的に邪魔だったりするのでしょう。…意外とペアのほうがいいことあるのかもしれません。お互いに影響し合って生きているのです。
ミズナラとマユミだけではありません。その周辺、自然界、人間も含めて、みんな互いに影響し合って生きているのです。
忘れてしまいがちですが、大切なことですよね(と、書きながら思いました)
おまけ
ミズナラ(展開まだ)とヤドリギ(常緑)とマユミ(新芽)。一本の木から二種類の葉っぱが出てるように見えませんか?
(写真が見にくくて申し訳ありません)
ま
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