八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

連休明け

2009年09月24日 | Weblog
          
昨日まで連休でした。連休中は本当にたくさんの方が来られ、天気の良い日はずっと満車でした。私は曜日感覚が全くないので、連休なんて関係ありませんでしたが、みなさん良い連休を過ごしましたか?

連休明けの今日の八島は快晴です。風がとても気持ちよいです。ススキの穂が風になびいています。ススキは穂が目立ってキレイですが、よく見ると葉もキレイです。秋になり、赤や黄色、茶色の混ざったようななかなか趣きのある色になっています。

ススキ以外の草も色づいています。上の写真はグンナイフウロです。大きな葉が真っ赤に染まっています。グンナイフウロの葉を見ると手を広げて大きさ比べとしたくなりますが、私だけでしょうか。(大抵の場合私が勝ちます)・・・話がそれましたが、他にもハクサンフウロやウドなどなどが赤や黄色になっています。花は大分終わりですが、これからは草紅葉!という感じですね。

          
終わりかけの葉っぱを一生懸命食べるキアゲハの幼虫。これから蛹になるのでしょう。また来年会えるといいね!


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晴れ!

2009年09月17日 | Weblog
          
昨日の夜は星がすごかったようです。

八島湿原、晴れの日が続いています。天気が良いおかげで朝晩は寒いです。9月・・・実家のある静岡はまだ暖かいのでしょう。9月はまだ暑い!という意識が残っているせいか、最低気温が5度より低くなった今でも「夏!」意識が抜けません。もう秋です・・・。

葉の色も大分変わってきました。
          
ヤナギランも赤くなりました。

          
赤っぽいピンクが美しいマユミさん。

秋、澄んだ空気が気持ちの良い季節です。



          
鷲ヶ峰山頂付近のズミ。葉をあまりつけていなかったので、枯れてしまった木なのかなと思ったら、落葉していただけでした。風も強いし、山の上は秋が早いですね。


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季節の変化とシシウドの虫

2009年09月12日 | Weblog
          
今日の八島湿原は雨が降っています。一週間ぶりのまとまった雨。とのところ水の流れていなかった観音沢は復活する(水が流れる)のでしょうか。

10日の八島湿原の最低気温は2.6度でした。霜も降りたそうです。湿原にふと目をやると、こないだまで元気だったはずのヤマドリゼンマイが茶色くなっていました。季節が進むのは早いですね。ススキも大分目立ってきました。秋です。サラシナショウマやノコンギクが目立ちます。

季節の変化は風や植物、動物などの自然のちょっとした変化に気づくことで感じとることができます。うまく言えないですけど、その変化に気づくことができるって、本当はとてもすごいことなのではないでしょうか。自分以外の周りのこと、周囲に興味を持ち、小さな変化に気づくことができるというのは長い時間かけて人間が得てきた部分なのではないでしょうか。うまく言えないですけど。ただ、人間だけが特別!って言いたいのでは全くなく、人間はそういう特徴をもった生き物で、この地球に生きてる生き物のひとつなんだってことがとっても大切だと思うのです。

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シーズン終盤のシシウド。シシウドの花の最盛期にはたくさんの虫たちがシシウドの花を訪れていました。じゃあ、花の無くなったシシウドは虫たちに人気がないのかな?というと、そうではないのです。
          
茎ガジガジ。

          
アリもたかります。

いろんな動物の体の一部になっていくシシウドでした。



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太陽と影

2009年09月08日 | Weblog
          
今朝の八島湿原は快晴で、太陽が湿原全体を照らしていました。太陽の光のおかげで木道に私の影が・・・。私の周りを飛んでいたキベリタテハにも影。小さな虫たちにも影。
影ができるということは、それがその場所(地球)に存在しているということだと思います。どんな小さな虫にだって影ができる。体の大小にかかわらず、みんなこの地球に生きてるんだよってことを太陽が教えてくれた気がします。


          
太陽を受け止める!

          
太陽を捕まえた!

太陽の光がなければできない遊びですよね。(太陽相手に頑張りました)


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ハバヤマボクチの花が咲きました。この花のつぼみは、この夏、多くの来訪者の方々に「何だろう」と思われたことでしょう。

花が咲いても「何だろう」・・・?



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キアゲハの幼虫

2009年09月04日 | Weblog
          
今日出会った生き物。キアゲハの幼虫です。シシウドの上にいました。実はこのキアゲハくん、以前のブログにも登場しているのです。「虫、シシウドにて」というタイトルの記事、そこでちょこっと紹介したキアゲハくんなのです、・・・たぶん。というのも、見つけた場所が前回のキアゲハくんと一緒だからというだけの話で、同じ幼虫かどうかは定かではないのですね。でも、もし同じキアゲハくんだったらうれしいし、もし違ったとしても、ここまで大きくなってくれると、やっぱりなんかうれしいのです。立派なチョウになれよ!と小声で応援しました。

さて、「虫、シシウドにて」では「キアゲハの幼虫は花(実)なんか食べるのでしょうか?」と書いていましたが、やっぱりそうかもしれません。上の写真のキアゲハくんはじっとしていて動かなかったので、何を食べているのか観察できませんでした。でも、周りの花(実)の柄には食べたような形跡が・・・。花(実)を食べているかはわかりませんでしたが、柄の部分はかじっているようです。

          
イブキボウフウにいたキアゲハ。咲き終わった花をもぐもぐしていました。やっぱり食べるんですね。


          
でも僕は葉っぱにいるんだもんね。


木道をゆっくりゆっくり歩いて小さい生き物の観察をするのって、わりと面白いものです。是非みなさんもゆっくりゆっくり歩いて、小さな生き物たちの暮らしを八島の景色とともに楽しんでください。




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つつみこむ

2009年09月03日 | Weblog
          
霧の日が続きます。昨日もおとといも、湿原全体を包み込むような、まとわりつくような霧でした。
本当に真っ白。人の少ない時間帯に湿原にいると、世界中で人間は私ひとりのような感覚にとらわれます。


写真は霧でぬれたススキです。丸い水滴がいくつもついて、シャンデリアのようになっています。
霧の日に森に入ると、水滴が雨みたいに降ってくることがあります。森に入った瞬間に「あれ?雨なんか降ってたっけ?」
これは霧が木の葉について大きな水滴になり、落ちることによって起こる現象なのです(たしか)。霧もふわふわ漂っていて空気のように思えますが、しっかりした水なのですね。カビに困っています。


湿原の周りにはハンゴンソウやサラシナショウマ、ツクバトリカブトやアキノキリンソウ・・・湿原の中にはイワショウブやエゾウメバチソウなどが咲いています。
朝に木道を歩いていたら、足元からオオジシギが飛び出してきました。目立ったディスプレーをしなくなっていたのであまり注目していませんでしたが、ひさしぶりに会えてうれしかったです。

「派手で目立つもの」以外は忘れてしまう自分にちょっとがっかりしました。「派手で目立つもの」ばかり見ていては自然の大きな流れなんてわからないですよね。



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