八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

中世に思いを馳せる日。

2019年08月28日 | Weblog
八島湿原の周遊途中にある御射山(みさやま)という地。
山と名は付きますが、そこは逆にお椀の地形をしており、お椀の底には旧御射山(もとみさやま)神社という小さなお社がお祀りされています。





御射山では毎年8月27日、9月27日に五穀豊穣をお祈りする祭事が行われます。
御射山祭、別名では穂屋祭といわれるこのお祭りは、ススキの穂が成るこの時期に行われ、鎌倉時代から続く祭事です。
昔は信濃・甲州・鎌倉武士などが参加し、ススキで作られた穂屋に4日間籠もりながら鹿の贄(にえ)や芸能、相撲など多くの武芸が奉納される全国的な大祭だったそうです。
今の時代は祝詞を捧げ、歌や殺陣、草鹿(くさじし)を奉納する1時間ほどのシンプルな祭事が行われています。







全国の諏訪信仰のあるお社では、月は違っても27日に祭事が行われることが多いです。
それは全国に一万以上ある諏訪信仰御分社の大元である旧御射山神社の御射山祭にあやかってのことだそうです。

昨日8月27日はそんな古い歴史のある祭事が御射山で行われ、中世に思いを馳せる日でした。




初イベント!昆虫観察会行いました!

2019年08月13日 | Weblog
豊かな自然に触れてもらうことで、自然に対してもっと興味関心を持ってもらいたい。
そんな思いで、今回は下諏訪町の小学生を対象に八島湿原で『昆虫観察会』を行ってみました。

陽射しの強さもさることながら、参加者の子供たちはルーペを手渡された瞬間からテンションが上がる上がる↑↑↑(笑)





昆虫をルーペで観察したり、直接手に触れてみたり、音を感じてみたり、解説を聞いて自然の神秘に感心したり。





普段、街では出会うことのない昆虫に触れ合うことができ、また見方を変えるとこんなにもいろんな世界が広がっているんだと、子供たちだけでなく大人たちも興味深そうに夢中で観察しました^ ^




イベントが終わる頃には疲れているにもかかわらず、どこか皆さんの表情は豊かに見えたのです。

もしかしたら、それぞれ持っている感性は今日の八島湿原の自然に触れたことにより更に豊かになったのでしょうか?

今日感じたことを心の中にいつまでも持ち続けてもらいたいなぁと、子供たちを見ていて思ったのでした。




こそこそと、しかし堂々と。

2019年08月08日 | Weblog
昨日の夕方、人のいない静かな八島湿原の園地へ散歩に出た時のこと。
私が勝手にそう呼んでいる「ステージ」のど真ん中にそれはあった。


動物のうんち。
キツネ? 犬? 最近は猫も見かけるしなぁ。。。誰のだろう?
しかし、これ見よがしにこんなど真ん中にするなんて(笑)
こそこそと誰もいないことを確認しながら、堂々と用をたしている当事者の姿を想像すると、
「ぷぷっ」と笑ってしまいました。

【第11回 霧ヶ峰インタープリター養成講座】参加者募集中!!

2019年08月07日 | Weblog
霧ヶ峰インタープリター養成講座、参加者募集中です!

今年は10/7(月)、10/8(火)、10/9(水)の3日間の開催です。

募集締切は9月24日(火)17:00まで。

詳しくはこちらをご覧ください。






★☆★霧ヶ峰インタープリテーション養成講座とは★☆★

毎年秋に開催している霧ヶ峰を案内するインタープリター(平たく言えばガイド)を養成する講座です。

講座3日間の中で講義や野外実習、実際にプログラムを発表したりと、霧ヶ峰インタープリテーションの理念を学んでいただきます。

インタープリテーションとは「通訳」「翻訳」という意味です。

インタープリターはインタープリテーションを行う人のことで、自然解説の現場ではよく「自然と人の橋渡し役」と表現されるなど、自然からのメッセージをわかりやすく、その人自身の言葉で伝えます。

霧ヶ峰インタープリター養成講座について詳しく知りたい方はこちらか、霧ヶ峰自然保護センター0266-53-6456へお問い合わせください。