八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

天然のバイオボトル

2017年08月17日 | Weblog
今日の八島湿原は、天気が悪い予報でしたが、時折日が差すなどなかなか良い天気でした。
雲が多かったため、暑くもなく寒くもなくといった感じでハイキングをするには、絶好の日になったのではないでしょうか。


お昼頃、スタッフが大はしゃぎする事件がありました(事件というと物騒ですが、事件でもなんでもないです 笑...)。
あるお客様が、八島湿原に捨てられていた空き瓶を拾って、ビジターセンターに持ってきていただきました。

最初はただの瓶だなと思ったのですが....




中を良く見てみると、シダ植物とコケが瓶の中で元気に生きていたのです!!
これに気付いたスタッフ一同は大はしゃぎ。

ただの瓶だと思っていたけれど、よく見ると瓶自体もなかなかカッコいいもので、色合いも素敵なものでした。
そんな瓶の中で植物が生育している.....。

これは自然にできたバイオボトルと言ってよいのではないでしょうか。
偶然が重なってできたのでしょうね。どうやって保存すればいいのか分かりませんが、できるだけ長くこのままの状態で残したいと思っております。




見えにくいかもしれませんが、シダ植物が元気に葉を広げています。
八島湿原に捨てられていたゴミではありますが、雰囲気が良かったのでご紹介します。


※ゴミはお持ち帰りをお願いしております。ご協力よろしくお願いいたしますm(__)m



(西)

第9回霧ヶ峰インタープリター養成講座のおしらせ

2017年08月16日 | Weblog
今年も霧ヶ峰インタープリター養成講座を開催します。


霧ヶ峰ビジターセンター連絡会(事務局:霧ヶ峰自然保護センター)では毎年霧ヶ峰インタープリター養成講座を開催しています。
この講座では座学と実習を通して「霧ヶ峰インタープリテーション」を学びます。


*霧ヶ峰インタープリテーション*
「安らぎ」「安心感」「共感」をキーワードとした霧ヶ峰ならではのインタープリテーション。
霧ヶ峰インタープリターとの「共感」を通して、霧ヶ峰の自然から参加者(来訪者)が「安らぎ」「安心感」を受け取ることを目標としている。


少し難しそうに聞こえますが…

霧ヶ峰インタープリテーションは
霧ヶ峰の自然を来訪者のみなさんにもっともっと感じてもらうための考え方であり手段なのです。

養成講座は霧ヶ峰インタープリテーションの入門という位置づけです。
「霧ヶ峰インタープリテーションって?」という人、そもそも「インタープリテーションって?」「みんなの前で自然解説をしたことがない…」という方ももちろんOKです。


ぜひご参加ください!


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「霧ヶ峰インタープリター養成講座」

開催日:10月16日(月)-10月18日(水)
時間:9:00-17:00 ※変更有
参加費:5000円
持ち物:あたたかい服装、のみもの、雨具、歩きやすい靴、筆記用具
昼食:持参可 お弁当を取ることもできます。

詳細は霧ヶ峰自然保護センター 養成講座詳細
申込用紙ダウンロード

申込用紙送付先:
〒392-0008 長野県諏訪市四賀霧ヶ峰7718-9
霧ヶ峰ビジターセンター連絡会事務局 霧ヶ峰自然保護センター
E-mail:kirigamine-vc@po30.lcv.ne.jp
TEL/FAX 0266-53-6456

問い合わせは 事務局の自然保護センター(0266-53-6456)か 八島ビジターセンター(0266-52-7000)へどうぞ。
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※主催は霧ヶ峰ビジターセンター連絡会です。
霧ヶ峰ビジターセンター連絡会とは霧ヶ峰にある3つのビジターセンターからなる団体で、事務局は霧ヶ峰自然保護センターです。


みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。



池の色はくすんで見えても

2017年08月13日 | Weblog

雨が激しく水面をたたきます。
八島ヶ池はどんより灰色。でも水面がところどころ輝いて見えます。



夏は水面にオヒルムシロ(だと思いますが…)が葉を広げ、目立ちます。
背景(水面)が灰色だとオヒルムシロの緑色が輝いて見えますね。



今は水面にかなり葉が広がっていますが、冬は枯れて水底に沈みます。

池の底では枯れたオヒルムシロや他の植物が静かに静かに積み重なり、いつか八島ヶ池を埋めるかもしれませんね。


(湿性遷移)






いままで知らなかったこと

2017年08月12日 | Weblog




数日前の夕方たくさんのトンボとツバメが飛び交っていました。(写真は見辛いですが、、、黒い点がトンボかツバメです)
毎年この時期にはこのような光景が見られます。

彼らの目的は羽アリでしょう。羽アリは八島湿原の周辺ではこの時期に多いように思います。
トンボは羽アリを狙っているはずです。
ツバメはもしかしたらトンボも食べているかもしれませんが、小さな羽アリも食べるでしょう。

すごいなすごいな
たくさん飛んでいるなとしばらく空を見上げていました。

すると…なにやら足元に気配を感じます。
視線を地面に向けてみると、のこのこと歩く虫が…


羽アリ?

いや、様子が変です。



ありません!あるはずの「腹」がありません!
昆虫は「頭」「胸」「腹」があるはずです。
「腹」「胸」まであっても「腹」がないとは………

よくみるとあちこちに同様の羽アリがいました。


腹を喰われているものが多数でしたが、みんなのこのこ歩き回っています。もう、ゾンビにしか見えません。お腹を食べられても動いているなんて……!

もちろん腹なし羽アリの命は長くありません。行くあてなくさまよってこと切れた羽アリが地面にたくさん。

腹を食べた主はおそらくトンボです。トンボが一番食べたいアリの部分って、腹なんでしょうね。きっと。飛びながら捕まえてかじるのに腹は都合がいいのでしょうか。

なかなか晴れず、トンボも飛ばないのでまだ観察しきれていませんが、これから注意して見たいと思います。


しかし、腹を喰われたアリがのこのこ歩いていて、、、よくみると周りにたくさんいて…
詳しい方にはなんてことないことかもしれませんが、私は初めて見たので興奮しました。


とても興味深い出来事でした!
また観察のチャンスがあると思うので、もし新しい発見があればまたお伝えします。




夏休み特別企画イベント!ガイドウォーク+エコスタンプバック作りのセット企画!

2017年08月06日 | Weblog
夏休み特別企画です!

八島湿原を1時間ガイドと一緒に歩いて、自然を満喫した後、
スタッフ手作りの八島湿原の動植物のスタンプを真っ白なバッグに押して、世界に1つのオリジナルのエコバックを作って、思い出を持ち帰ろう!
という贅沢な企画です。


↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


★夏休み特別企画イベント★
「夏休み自由工作これでいいら~(諏訪弁)」

「ガイドウォーク」と「やしまエコスタンプバッグ作り」
やしまのおいしいどころをセットにしたお得な夏季限定のイベントです。
夏休みの自由研究にしてもよし、思い出作りにしてもよし^^
家族、カップル、お一人でもどんどんご参加ください!

【開催日】  ①2017年8月20日(日)、②8月26日(土)


【開催時間】

   ●午前の部    
   ガイドウォーク      10:00~11:00   
   エコスタンプバック作り  11:30~12:30
 
   ●午後の部
   ガイドウォーク      13:00~14:00
   エコスタンプバック作り  14:30~15:30


【料金】
     ☆夏休み自由研究特別価格☆
  大人2000円、小中学生1500円、未就学児500円


※1組に1人以上はエコスタンプにご参加ください。
※複数人数参加でエコスタンプに参加されない方は換わって
八島ビジターセンターオリジナルグッズをプレゼント致します。
※割引券対象外です。


【特典】 最新のお花情報(通常\150)をプレゼント!


【定員】 各部5名まで
     定員集まり次第、締め切りさせていただきます。
     お早めにご予約ください。


【締め切り】 ①2017年8月19日(土)16:30まで
       ②2017年8月25日(金)16:30まで


お問い合わせ先: 0266-52-7000 八島ビジターセンター








8月に入りました

2017年08月05日 | Weblog

ざっと強い雨が降った後、青空が出ました。

8月に入りましたね。なかなかすっきり晴れる日がないですが、今日は青空が出ました。



雨の後のお約束、カラマツソウの水滴です。


シラカバはもう紅葉と落葉を始めているようです。
これから木道の上にはシラカバの葉がたくさん見つかるようになります。


最近あまりブログに登場しない、ヒメシロコブゾウムシ。ちゃんと八島で生きていますよ。


夏はまだまだ続きます。