八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

綿毛

2005年06月11日 | Weblog
ワタスゲは花が終わり種が出来始めました。
花の図鑑に白い綿毛の写真が載っていることもあるようですがワタスゲの花は薄茶色で春先の湿原の枯れ草に紛れてなかなか見つけることが出来ません。
タンポポは黄色から白へ、ヤナギランは赤から白へ、雨の日が多いとせっかくの綿毛もぺしゃんこになりその役目を果たせずに終わってしまうこともあります。

エナガの巣

2005年06月09日 | Weblog
先月は巣の材料がまだ緑色でしたが雛が生まれて親鳥が餌を運び始めるころには巣の材料が薄茶色になりミズナラの樹皮と見分けがつかなくなりました。
この写真を見て巣がどこにあるか分かりますか?鳥達の本能でしょうが将来を見据えた行動には頭が下がります。私たち人間も現実ばかりに捕らわれずもう少し将来を考えた行動を取りたいものです。

秘密の花園

2005年06月08日 | Weblog
つい十数年前まではアツモリソウやオキナグサが自生していましたが最近では全く見られなくなりました。自然の遷移によるものであれば致し方ありませんが人為による消失は心が痛みます。
写真の花は先日職員が発見したイカリソウ。特段珍しい花ではありませんが八島ケ原湿原周辺ではほとんど見かけません。咲いている場所はひ・み・つ。

ビジターセンターって?

2005年06月07日 | Weblog
八島ビジターセンター「あざみ館」は長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島ケ原湿原に隣接して建つ町立の総合案内施設です。
国の文化財である八島ケ原湿原の生い立ちを分かりやすく説明した館内展示や四季折々の映像などを通して八島ケ原湿原を中心とした地域の最新情報を知ることができます。
またビジターセンターが実施しているガイドウォークはこの地域に精通してるインタープリター(自然解説員)がその時々の特徴あるポイントを分かりやすく説明しながら八島ケ原湿原を小さく一周します。

開山祭

2005年06月05日 | Weblog
昨年一昨年と雨で中止になっていましたが今年は良い天候に恵まれ参加者の幸せと安全祈願を願い厳かに神事が執り行われました。
式典終了後、大勢の町民や観光客の方々が参加して観光協会主催の自然観察会が行われ野鳥やシュレーゲルアオガエルの鳴き声を聞きながら新緑の湿原をゆっくりと散策しました。

雌かな、、、

2005年06月04日 | Weblog
体は少しアリに食べられ羽はぼろぼろ。
サナギで冬を越し春の舞姫としてその姿を現したヒメギフチョウ、その役割を終え若草の上に静かに身を横たえていました。
観音沢のウスバサイシン、湿原のショウジョウバカマやスミレ達。毎年同じように存在することがそれぞれの生を全うすることにつながります。

北風の八島ケ原湿原

2005年06月02日 | Weblog
厚い雲に覆われ風の強い湿原。長袖3枚でも寒いくらいでした。この時期でも手袋があると温かく過ごせます。鳥の声は少ないが姿は良く見かけました。オオジシギは霧の中から突然現れ真上で急降下。迫力があります。柳には毛虫が付き昆虫もたくさん飛んでいてエナガは子育て真っ最中。小さい鹿の足跡は子鹿かもしれない。