秋バテとは、夏の暑さも落ち着く秋になっても、疲労倦怠感、息切れ、動悸、食欲不振、大小便の異常、空咳などの症状や、やる気が出ない、不眠などの精神症状が現れるものをいいます。現代医学的には、気候変化についてゆけず、自律神経系に乱れが出るためと考えられています。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 14:46
#秋バテ
中医学的に秋バテは、人体を構成するエネルギー・血液・体液などの不足や停滞、あるいは臓腑の機能失調などが原因と考えることができ、症状やタイプによって対処方も異なります。気候変化の影響だけでなく、夏の生活習慣や飲食、消耗なども原因になります。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 14:49
#秋バテ #中医学
涼しい日や気温が下がった日の方が体調がいい。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 14:58
というあなたは、体に熱が籠もった実熱(じつねつ)タイプまたは体液が不足した陰虚火旺(いんきょかおう)タイプ。
#中有医学的な秋バテ分類
実熱になる原因には以下があります。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:03
・夏の暑さが体内に蓄積
・暑い夏に、辛いものや、鶏肉・えび・羊肉・牛すじ・シナモン・にんにくなど温熱性の食品、味の濃いものなど熱を生じるものを多食
・継続的あるいは激烈なストレス
#中有医学的な秋バテ分類
陰虚火旺になる原因は以下の通り。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:07
・暑さや発汗過多による体液の消耗
・脾胃助弱・食事制限による生成不足
・過労
・胃腸炎などによる過度の嘔吐や下痢
・房事過多
+
・秋の乾燥 ※関東はジメジメなので現在の状況では上記のみの可能性大
#中有医学的な秋バテ分類
涼しい日や気温が下がった日の方が不暢が悪化。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:10
というあなたは、エネルギー不足の気虚(ききょ)タイプまたは熱エネルギーまで不足した陽虚(ようきょ)タイプあるいは冷えた湿気や水分代謝低下による病理産物が停滞した寒湿(かんしつ)タイプ。
#中有医学的な秋バテ分類
気虚の原因は以下ですが、気虚が発展すると陽虚や寒湿の停滞を引き起こすので原因は同じ。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:13
・暑さや発汗によるエネルギーの消耗
・冷たいもの・生もの・水分の摂り過ぎ
・無理な食事制限
・過労
・加齢
#中有医学的な秋バテ分類
実熱タイプは、暑がりで全身が熱く、エアコンでキンキンに冷やした方が快適です。顔色や肌色は赤く、大汗をかき、のどが渇いて冷たいものをゴクゴク飲みたくなり、暑いと動悸がしたり、イライラして落ち着かない、夜寝付けなくて寝返りをうち、ひどいと横になっていられないなどの症状が現れます。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:18
実熱タイプは、コンロの火力が強すぎてお鍋を加熱し過ぎている状態。そのため、必要以上にお鍋が熱くなってしまっている上に、鍋の中の水分も蒸発させるので、冷えた場所が気持ちいい、水分がゴクゴク欲しいとなります。熱のために精神が安定せず、イライラや不眠が現れます。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:21
お風呂でのぼせて鼻血ブーみたく、熱が亢進し過ぎると毛細血管を傷つけて出血傾向になるため、鼻血やその他の出血が見られることもあります。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:22
実熱タイプは、コンロの火力を弱くすることが第一条件。体液の不足はより熱を過剰にするので、二次的に失った体液などを補うことも必要です。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:30
熱を冷ますゴーヤ・なす・緑豆・緑豆もやし・緑豆春雨などと、寒凉性で体液を益すトマト・梨・レモン・バナナなどを一緒に摂りましょう。
秋なすは嫁に食わすな。というのは。秋なすは美味しいから、いぢわるして嫁には食わせないよー。というのと。秋なすは体を冷やして婦人科疾患の原因になるとけいないから、妊娠・出産・育児のあるお嫁さんには食べさせないようにしましょう。という2つの意味があるとされます。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:35
ここでは後者の方を採択w嫁に食わすと体に障るほど冷やす秋なすは、実熱タイプにはゲキ推しの食材です(*^_-)bおいしくて熱をさます秋なす、どんどんお召し上がり下さい🍆
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:37
反対に。実熱タイプは、鶏肉・羊肉・鹿肉・牛すじ・えび・どぜうなど熱エネルギーを補う食品や、スパイス・にんにく・薬味など温熱性の食品は控えましょう。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:39
また。クーラーでキンキンに冷やすと体表が閉じて、却って熱の発散を妨げるのでほどほどに。ミントなど体表の熱を冷まして発散させるものを活用しましょう。汗ふきはミントティーやミントオイルを落とした水で湿らせたおしぼりを使用するとグー。入浴剤にはミント系のものをどうぞ。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:41
陰虚火旺タイプは、ほっぺだけ赤くなったり、手足がほてったり。のどというより口が乾きやすく、一回に飲むのは少量で('-^*)ok汗をかきにくく、尿量も少なめ。お通じが硬めやコロコロのことも。皮膚粘膜の乾燥や空咳、足腰のだるさ、耳鳴り、めまい、寝汗などを伴うこともあります。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:44
実熱と異なり、陰虚火旺タイプの熱症状は、手足のほてりなど部分的で、微熱、平熱なのに熱っぽい、夕方になると発熱するなどの特徴が見られます。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:47
陰虚火旺タイプは、秋の乾燥によって更に体液を消耗しやすく、これから倦怠感やイライラがひどくなりやすいので、今のうちに対処しておきましょう。実熱タイプと異なり、コンロの火力はちょうどいいのに、お鍋の中の水分が不足した状態で煮詰まりかけているので、水を増やして改善します。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:49
一部のきのこを除き、乾燥の秋が旬の食材は、ほとんどが体液や潤いを補うものです。豚肉・鴨肉・白きくらげ・ゆりね・やまいも・さつまいも・黒ごま・ピーナッツ・松の実・大豆・豆乳・豆腐・オリーブ・ざくろ・ぶどう・梨・柿・りんご・ゼラチン・甘酒など旬のものをしっかり頂きましょう( ̄~ ̄)
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:54
陰虚火旺タイプは、余分な熱がある訳ではなく、ほてりや微熱として現れるものは、体液不足のために必要な熱エネルギーが相対的に熱症状として現れたもの。冷やしすぎると熱エネルギー不足になり、代謝を低下させるので注意しましょう。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 15:56
とはいえ。実熱タイプ同様、寒熱のバランスを崩す、温熱性のものは🆖また。食物繊維の摂りすぎも、体液を補うために摂った食品の栄養を取り込んで排泄させてしまうのでほどほどに。 twitter.com/ookawa_taiseid…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 16:00
気虚・陽虚・水湿タイプで特に多いのは、夏に冷たいものや水分を摂りすぎて、脾胃のエネルギーや熱エネルギーを損なって水分代謝が低下するか、湿気の影響で脾胃の機能失調をおこし、エネルギーや熱エネルギーが不足、更に水分代謝も低下したタイプです。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 17:55
気虚・陽虚では、疲れやすい、疲労倦怠感、脱力感、息切れ、しゃべるのが億劫、めまい、寒暖差についてゆけない、体温調節ができない、汗がだらだら漏れて退きにくい、発汗後疲れる、頭がぼーっとする、やる気が出ないなど気虚証全般で見られる症状があり、動くと悪化、陽虚では冷えても悪化します。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 17:57
多くは脾胃のエネルギーや熱エネルギー不足で機能失調を起こしているため、食欲不振・食後の眠気やだるさ・腹痛・悪心・嘔吐・下痢・軟便などの消化器症状と、体が重だるい・むくみ・排尿異常などの水分代謝低下による症状も伴います。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 17:59
エネルギー不足がベースにあるので、無理な運動はさけ、体を休めることが大事です。夜更かしは厳禁。ナニゴトも疲れるまでやらないようにしましょう。長湯もエネルギー不足を助長するので、あまり疲れるようなら湯船にサッと浸かるか、シャワーで済ませましょう。
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 18:01
食欲不振がある場合、食餌はなるべく少量ずつを小分けして摂りましょう。食欲があっても、生もの、冷たいものは控え、甘いもの・油っこいもの・辛いもの・水分・食物繊維の摂り過ぎには注意しましょう。但し。湿気や水分代謝低下による病理産物の停滞がある場合は、少量の辛いものは('-^*)ok
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 18:04
湿気の停滞や水分代謝低下がある場合は、粘っこいもの・発酵食品・餅米製品は🆖今ある湿気を抱え込んで排泄を妨げるだけでなく、特に発酵食品は熱を帯びた湿気を生じさせるので注意!
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 18:05
体液不足である陰虚証(いんきょしょう)や陰虚火旺症(いんきょかおうしょう)にもなっちゃう(>_<;)
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月8日 - 18:19
でもって。陰虚火旺症では更に性欲が強くなるという悪循環も起こるので注意!
秋バテで陰虚火旺症かも…と思った方、お気を付け下さい。 twitter.com/mococo321/stat…
陰虚火旺タイプは、体液不足が消化器に影響すると、お腹が空くのに食べられない、食べたくないということがあります。唾液や消化液の不足があると、パサパサしたものが食べにくく、汁物があると美味しく食べられたりするので、この場合はお粥やスー… twitter.com/i/web/status/9…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月9日 - 20:26
気虚・陽虚タイ婦で水分代謝低下の症状がない場合は、お粥の方が消化吸収がいいでのオススメですが、湿気の影響があったり、水分代謝低下で病理産物の停滞がある場合は汁気のあるものは🆖てか。食べにくいか欲さないはず。食べやすいパン🍞をどうぞ… twitter.com/i/web/status/9…
— 泰生堂薬局 (@ookawa_taiseido) 2017年9月9日 - 20:29