パリのオペラ座周辺にBOOK-OFFがあるという話は前々から聞いていたのだけど、話のタネに行って見ました、BOOK-OFFヘビーユーザーの私としては。
ちょっとわかりにくいところにあるんだけど、外観が日本にあるBOOK-OFFそのまんまなんで、近くまで行けばすぐわかる。しかし、入ってみていきなり驚いた。「お売りできます本など…」という、あの聞きなれた文句が…、それも、もちろん日本語で!
店員の . . . 本文を読む
パリという所が、(諸説あるとはいえ)映画史的には1895年のリュミエール兄弟による『列車の到着』の上映以来「映画発祥の地」で、フランスが国策として映画を保護しているという事はご存知の方も多いでしょう。フランスに倣うような形で国策的に映像産業を保護育成したのが近年の韓国で、日本も遅ればせながら管轄官庁である文化庁が動き出しました。
まあ、堅い話はこの辺にして、世界中の映画を上映しているパリで映画を . . . 本文を読む
パリの高級住宅街パッシーにあるバルザック記念館に来たのは実は二度目。
私と文豪バルザックとの出会いは御多分に漏れず、鹿島茂さんの本からで、『世界文学のすすめ』(岩波文庫)のなかの「ゴリオ爺さん」を激賞している文章に触発されて読んでみたのが始まり。その後、『パリの王様』(鹿島茂著 文春文庫)を読んでバルザック個人にも興味を持つようになった。詳細は前記の本に譲るとして、私がバルザックに惹かれるのは、 . . . 本文を読む
映画「パリところどころ」(原題"paris vu par")に因んで、私の愛するパリのところどころを語りながら、つれづれなるままに旅の思い出を残してみようと思います。
で、今回まず最初に行ったのはモンパルナス墓地。
パリのちょっとマイナーな(悪趣味な?)観光名所のひとつに墓地というのがある。三大墓地としては、最大の広さを誇るペールラシューズ墓地と割と小さいモンマルトル墓地、そして二番目に広いモ . . . 本文を読む