たまたま知ってしまったんだけど、ノーベル賞作家大江健三郎と悪役なんかで知られた俳優成田三樹夫が同年同日(1935年1月31日)生まれだって、はじめて知りました。ちなみに、大江が一浪で東大、成田が現役で東大でもすぐ中退。 . . . 本文を読む
また大物監督が鬼籍に入ったなと。残すはゴダールか!しかし、ゴダールが一番早死にすると思った人、多いんじゃないのでしょうか!で、話を戻して、リベットですが、この人の作品は『美しき諍い女』以降急にパッケージ化されていった一方、観ることのできない作品も多くて、微妙な作家ではありますね~。おまけに上映時間長いし・・・。でも、見始めると不思議なくらい長く感じない!不思議な作家でした。訃報は残念だけど、追悼上映なんかでいろんな作品をかけてくれると観に行けますね~。ということで、ご冥福をお祈りいたします。 . . . 本文を読む
不倫をめぐって妻のいる男が悪いのか、女が悪いのかって、今旬の話題みたいですが、この映画はまさにそれを運の問題にからませて語った傑作。ウディ・アレンがあんまり好きじゃないわたしでも大いに楽しめました。彼の作品にしては珍しくロンドンが舞台で、ロンドン観光の参考にしてもよいかもしれませんね~。それと、オペラファンにもよいサントラになっています。伝説のオペラ歌手エンリコ・カルーソーの古い音源を使うなんて、この監督らしいこだわりなんじゃないですかね。おすすめ。 . . . 本文を読む
たまたま人から教わって読んでみたら、凄い本でした。絶版なんですが、どこかの出版社で文庫にしたら売れるんじゃないですかね。デーブ・スペクターの日本語学習の歴史と方法が書かれています。やっぱり達人レベルの語学力の持ち主は尊敬に値しますね。おすすめ。 . . . 本文を読む
わたしの蔵書のなかでもちょっと珍しいもののひとつに、薔薇十字社という、渋澤龍彦や三島由紀夫と縁のあった出版社から出ていた、森茉莉の翻訳『マドゥモァゼル・ルウルウ』という本があります。この翻訳は1933年に私家版が出ているものの、一般に知られるようになったのは1973年の薔薇十字社刊のものからだと想像されますが、わたしが持っているのは薔薇十字社の再販版で、学生時代に大学の近くの古本屋で見つけました。当時かなり安い値段で手に入れた記憶がありますが、ananなんかで知られる堀内誠一さんの凝った装丁による函付の一冊です。で、なんでいまさらこの本の話を持ち出したかというと、この本の印税をめぐって森茉莉と出版関係者サイドが揉めたって話の内幕を最近になって知ったからなんですよね。ま、予想通り、茉莉さんの勘違いみたいなんだけど・・・。 . . . 本文を読む
年末年始、衰えが隠せなかったのは黒柳徹子と田原総一郎でしたね~とはテレビ界の禁句なんでしょうか。でも、談春出演の「徹子の部屋」は面白かったです。特に、貴重な談志出演時の一触即発映像のときは、徹子さんも元気だったんだな~と。ということで、簡単な感想のみ。 . . . 本文を読む
NHK-BSの番組をきっかけに三冊のクリスティの本を読んだんですが、そのうちの一冊。他の二冊は『そして誰もいなくなった』と『オリエント急行殺人事件』だったんだけど、この二冊は子供の頃に読んで以来の再読で、この本に関しては初めて読みました。 . . . 本文を読む
ここのところ、NHKでアガサ・クリスティ関連の番組をいろいろ放送しているんですが、これもそのひとつ。寺島しのぶがナビゲーターになって、クリスティゆかりの地を訪ねるんですが、番組の内容もさることながら、寺島しのぶの堂々ぶりが感心しました。簡単な感想のみ。 . . . 本文を読む
訃報記事とかレトロスペクティブとかばっかりで何ですが、イタリアの映画監督エットーレ・スコラが亡くなったそうです。享年84歳。わたしはあんまりよい観客ではなかったけど、『特別な一日』だけは特別な一本といえるでしょう。ご冥福をお祈りいたします。 . . . 本文を読む
いっとき再評価が進んだけど、今なお観ることのできない作品が多くて、不幸なひとだなと思います。今年の1月3日でちょうど生誕90年。ちなみに今村昌平、沢島忠も同年生まれなんですよね~。というわけで、勝手にレトロスペクティブ! . . . 本文を読む
「伝七捕物帳」など、テレビのことは他のひとが書くでしょうから、わたしは歌舞伎を中心に、若干は映画のことも・・・。わたしにとっては前進座の象徴みたいなひとでした。吉祥寺の前進座劇場が閉場して久しいですが、あの劇場のロビーの様子も梅之助丈の雄姿も、記憶の中だけのことになってしまったんだな~と。また、子息梅雀丈のコメントもよかったですね。ご冥福をお祈りいたします。 . . . 本文を読む
電力自由化で、東京ガスが電力事業もやるって、最近になって知りました。賃貸でも東京ガスを使っているなら乗り換え可能だというので、変えるつもりでいます。ま、東電との付き合いはこれでもうよいです。 . . . 本文を読む
社会人をやっていれば、組織の力とか圧力で、黒いものも白と言わされる瞬間に何度となく立ち会わされたり、あるいは自分が言わされたりする場面に直面するわけですが、それって、通常は内輪の世界の話だったりするわけでしょ。それがゴールデンタイムに公衆の面前で演じられて、さすがに恐いな、と思いました。故大島渚の名言「就職するというのは奴隷になるということだ」というのは、まさにこういうことを言うんだと。そう考えると、古い組織を出て、自分の居場所を堂々と作った当時47歳の談志は凄かった、とあらためて思いました。ということで、雑感のみ。 . . . 本文を読む
今年初の歌舞伎座観劇。廓三番叟、鳥居前、石切梶原、茨木でしたが、見ものは月並みながら吉右衛門の石切ですかね。玉三郎の茨木はちょっと独特だったな~。ということで、簡単な印象のみ。 . . . 本文を読む