毎年恒例、わたしの年賀状絵柄解説ですが、2024年は元気に、陽気に、という願いを込めて、この絵柄にしました。かなりマニアックではありますが、正解は・・・。
『続大岡政談 摩像篇第一』(1930)の大河内伝次郎&伏見直江でした。
このカップル(プライベートでも付き合ってたらしいですが!)の素晴らしい存在感は、長らく京橋のフィルムセンター通ってたような人種(つまり、わたしみたいな人ですね)のみに知られていたわけだけど、この二人の代表作にして、巨匠伊藤大輔監督のサイレント時代の歴史的傑作『忠治旅日記』がDVD化されるに及んで、映画ファンとって、より身近な存在になったのではないでしょうか!
といっても、そもそもサイレント映画を観ようという若い人が稀だということに加えて、海外のサイレント映画、エイゼンシュタイン、グリフィス、チャップリン、キートンならともかく、日本のサイレント映画を嬉々として観ているひとなんて、実際のところ、ほぼいないので、啓蒙的な活動をする人が必要だと思うんですよね~、ほんと素晴らしいから!
弁士でもいいけど、かつての淀川さんみたいな学者じゃない庶民的な語り部が!誰か出てきてください!
さて、大河内伝次郎&伏見直江に話を戻すと、大河内伝次郎にはどこか悲劇的な役のときでもコミカル部分があったし、一方の伏見直江の方はニヒルで悪女な存在感が、ちょっと他の女優にはないですね!トーキー以後の彼女の声を聴いても、低くてニヒルで、サイレント映画時代の絵柄から想像する声とピッタリ。つまり、芯からそういう人なんだとわたしは想像しています。
ま、この二人の映画はどんどん発掘されて、観ることができるようになってほしい!そして、新しいファンが増えてほしい。
で、2024年は、2023年の個人的な消化不良を一掃すべく、活発、軽やか、深刻ぶらない感じで行こう!というわけで、この絵柄になりました!
さて、2024年はその通りになるのか!? 乞うご期待!
『続大岡政談 摩像篇第一』(1930)の大河内伝次郎&伏見直江でした。
このカップル(プライベートでも付き合ってたらしいですが!)の素晴らしい存在感は、長らく京橋のフィルムセンター通ってたような人種(つまり、わたしみたいな人ですね)のみに知られていたわけだけど、この二人の代表作にして、巨匠伊藤大輔監督のサイレント時代の歴史的傑作『忠治旅日記』がDVD化されるに及んで、映画ファンとって、より身近な存在になったのではないでしょうか!
といっても、そもそもサイレント映画を観ようという若い人が稀だということに加えて、海外のサイレント映画、エイゼンシュタイン、グリフィス、チャップリン、キートンならともかく、日本のサイレント映画を嬉々として観ているひとなんて、実際のところ、ほぼいないので、啓蒙的な活動をする人が必要だと思うんですよね~、ほんと素晴らしいから!
弁士でもいいけど、かつての淀川さんみたいな学者じゃない庶民的な語り部が!誰か出てきてください!
さて、大河内伝次郎&伏見直江に話を戻すと、大河内伝次郎にはどこか悲劇的な役のときでもコミカル部分があったし、一方の伏見直江の方はニヒルで悪女な存在感が、ちょっと他の女優にはないですね!トーキー以後の彼女の声を聴いても、低くてニヒルで、サイレント映画時代の絵柄から想像する声とピッタリ。つまり、芯からそういう人なんだとわたしは想像しています。
ま、この二人の映画はどんどん発掘されて、観ることができるようになってほしい!そして、新しいファンが増えてほしい。
で、2024年は、2023年の個人的な消化不良を一掃すべく、活発、軽やか、深刻ぶらない感じで行こう!というわけで、この絵柄になりました!
さて、2024年はその通りになるのか!? 乞うご期待!
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