「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」を観てきたんだけど、充実してました。いい千穐楽だった気がします。ロビーで嶋大夫師をお見かけして、個人的には嬉しかったです! . . . 本文を読む
ちょうど去年の今日、アルトマンのドキュメンタリー映画の記事を書いたんだけど、今週は「マッシュ」と「ギャンブラー」をやるんですね。それに、ジャン・ルノワールの「ゲームの規則」とハワード・ホークスの「男性の好きなスポーツ」とは、今週はなかなか渋いですね。 . . . 本文を読む
呂太夫襲名の舞台、観てきました。ひとこと、よかったです!文楽の襲名口上といえば、歌舞伎と違ってシンプルかつ厳粛なイメージだったんだけど、今回は随分親しみやすい披露口上だったというか、あの眼光鋭い清治さんが面白いことをいうとは!ま、とにかく、新呂太夫がいかに周囲から愛されている人かってよくわかりました。もちろん、寺子屋もよかったですよ! . . . 本文を読む
暇になってから読んだ本で一番おもしろかった小説はコレでした。芥川賞受賞作ってつまらないものも少なくないんだけど、これはおもしろくって中身あり!でも、これってコンビニの話だと思っている人は読み違えてますよ。芥川賞の選評の村上龍なんて、「もうこの人ダメだな」って思ったもの…。 . . . 本文を読む
5月の歌舞伎座初日にはすでに7月の演目の看板が出ていたのに、なぜ、正式な発表がなかなかないんだろうと不思議に思っていたら、獅童のガンのニュース。正直驚きました。獅童も忙しすぎるんじゃないのかな~。しっかり療養して戻ってきてほしいものです。で、昼の部の演目が変更になりましたね。とりあえず、簡単な感想のみ。 . . . 本文を読む
ゴダールの映画『軽蔑』の撮影現場を追ったドキュメンタリー映画『バルドー・ゴダール』。たった10分程度の作品なんですが、『軽蔑』に出てこなかったテイクを観ることができて貴重でした。いつか、ロケ現場のイタリア、カプリ島に行ってみたいな~。 . . . 本文を読む
皇族の婚約報道に関して、「そっとしておいてあげればいいのに」とか「号外まで出すことはないんじゃないの」と思ったわたしは例外なんでしょうか。女性宮家とか女性天皇を嫌がっているのは他ならぬ女性皇族の方なんじゃないか、などと大きなお世話だとは知りつつ考えたりする一方で、フィクションだったら一定程度許されるかなとは思うのですが…。 . . . 本文を読む
アラン・ドロンが引退するらしいんだけど、ニュースの類だと代表作は『太陽がいっぱい』とか『サムライ』になってしまって、なんだかわたしには物足りないんですよね。で、わたしのなかのアラン・ドロンはヴィスコンティの『若者のすべて』と『山猫』なんだけど、これもまあ月並みといえば月並みではあるんで、あえて、若くて美しかったころのアラン・ドロンが元気っいっぱいにはしゃぐ『生きる歓び』をあげておきましょうか。これは邦題も音楽も悪くないし。 . . . 本文を読む
志ん朝が「野ざらし」をやっているという話は、京須偕充の「古典落語 これが名演だ!」という本で知ってはいたんだけど、そこに「CDはない」と書いてあったんで音源は現存しないんだと思ってました。でも、持ってる人がいたんですね。柳好や柳枝、談志や小三治とも違う、まさに志ん朝の「野ざらし」。傑作ではないかもしれないけど、いかにも志ん朝らしい明るさの一席ですね。堪能しました。 . . . 本文を読む
NHKオンデマンドに加入して以来、古い大河ドラマの総集編にはまったんですが、現在昼ドラ『やすらぎの郷』が好評の巨匠倉本聡がNHKと大喧嘩して降板した大河ドラマ「勝海舟」、総集編がなかなか歌舞伎ファンには興味深いんですよ。二世松緑の勝小吉に勝海舟の息子役の子役がいまの清元延寿太夫!そして、西郷が中村富十郎!久々に動いている天王寺屋が観られて、個人的には嬉しかったなあ~。なお、主役の勝海舟は前半が渡哲也、後半が松方弘樹(渡の病気のため。)。松方弘樹追悼の意味でも観て損はないんじゃないでしょうか。 . . . 本文を読む