切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『モーターサイクル・ダイアリーズ』 ウォルター・サレス 監督

2008-01-19 22:32:24 | アメリカの夜(映画日記)
正月休みにこの映画を観ていたら、無性に旅がしたくなった!若き日のチェ・ゲバラがバイクで南米大陸を旅したときの話の映画化!わたしも、今年は旅したいな!早く怪我を治して!!

この映画はまだ医学部生でナイーブなインテリだったゲバラが、南米を旅するうちにたくましい青年へと変わっていくという、青春ロードムービー。

別に予備知識がなくても、この映画だけで充分楽しめるし、実景がいいので観光映画としても楽しめます。

というより、キューバ革命の英雄ゲバラと、この映画の主人公のゲバラがうまく繋がらないくらい、普通の気弱な青年としてゲバラが描かれてるんですよね。

ゲバラ役のガエル・ガルシア・ベルナルといえば、ちょっと不敵で世の中なめてるっぽい雰囲気がカッコいい役者だと思うんだけど、この映画の彼は実にまじめな青年を演じていて、ちょっと意外性がありましたね。(こういう演じ方もするんだなってね。)

ところで、Tシャツの柄としての方が世の中的には親しまれている、革命家チェ・ゲバラ。

彼に関しては、正月のNHKでチラッと番組をやっていて、ゲストの泉谷しげるが「ロックスターかっていうくらいカッコいい」なんて絶賛していたけど、同じくゲストの佐藤江梨子の、「ゲバラよりカストロの方に魅力を感じる」という意見に頷いてしまったな~。

たぶん、学生の頃だったら断然ゲバラだと思ったんだろうけど、オトナになると、生き抜くには楽天性も必要だって思えてくると思うんですよね。

ゲバラには、まっすぐで自分を曲げられないインテリの限界を感じるんですよ、わたしは。

もっとも、アメリカに追随するためにつまんない法律まで強行採決するどっかの政党の連中よりは、CIAに命を狙われる革命家を支持したいのですが・・・。

とまあ、小難しい話はともかく、映画として純粋に楽しめます。それに、南米の女性って、健康で色っぽくて魅力的だなあ~、極東の国の青白いOLよりも!(また余計なことを!)

寒いから暖かいところの映画を観ましょう!では!

・チェ・ゲバラとは(ウィキペディア)

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