切られお富!

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<訃報> 原田芳雄

2011-07-19 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
語りつくされている感じもしますが、わたしなりの雑感を。ご冥福をお祈りいたします。

原田芳雄というと、個々の作品というより、本人のイメージばかりが印象に残る俳優でしたよね。

なので、原田芳雄主演作を思い出せない人でも、原田芳雄は知っている…、みたいな。

そういう意味では、厄介な映画俳優という気がしますね。

とはいえ、<実像の彼>と<俳優の彼>の間には、何か違いがあるような…。

ふと、そんなことを考えたのは、日活の『野良猫ロック』シリーズのボックスセットについていた特典ディスクのインタビュー。

とにかく、非情に生真面目に語っているんですよ、映画に出始めた当時の自分や監督(藤田敏八や長谷部安春)について。

ま、原田芳雄を語りたいのなら、これは必見のディスクです!

で、作品で語りにくい俳優とはいえ、あえて忘れがたい出演作をあげておくと、

①『反逆のメロディ』
②『赤い鳥逃げた?』
③『生きているうちが花なのよ、死んだらそれまでよ党宣言』

特に、未DVDの③は必見!

なお、この名作がなんで未DVDかというと、原田芳雄の役が「原発ジプシー」だからなんですよね!わかる?この皮肉な感じ!

・『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』 森崎東 監督(以前書いた映画の感想)

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