切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

ホラー映画のクサ過ぎる宣伝術。

2006-05-07 12:41:34 | アメリカの夜(映画日記)
今に始まった話ではないけれど、「ホラー映画撮影中に心霊現象」みたいなガセネタ宣伝って芸がないというか、バカバカしいのひとこと。いまどきこんなものに騙される人も少ないだろうけど、占い師だのなんとかセラピーなんていうのが人気の国だから、いくらかは有効ってことなわけ?

タイのホラー映画「心霊写真」めぐり、トラブル続出 (サンケイスポーツ) - goo ニュース

ヤフームービーで、自社配給作品の提灯記事を書いてる関係者も相当醜いし、封切前後でせっせとブログの話題ランキングの上位にくる努力をしている連中にも何だかウンザリ。

昨今、邦画製作バブルといわれて久しいけれど、実際に当たっているのは東宝配給の一部の邦画だけだから、公開待機中のB級邦画関係者は自転車操業状態を続けているわけだし、洋画買い付け価格の高騰が単館公開作品を成立できなくさせたり、ハリウッド以外の地域からの映画買い付けを活発にさせている事情もあるだろう。

しかし、こんなことをいうと身も蓋もないけれど、いまのコンテンツ・インフレ状態のなかで、映画ってそんなに観たいものなんですかね?

むかしは、「たくさん観ること」命って感じだったわたしだけど、いまや「たくさんはいらないから、選ばれたものを何度も観たい」って心境になってきた。

映画って時間を拘束する娯楽だけど、今一番もったいないものって時間だなって思ってしまう今日この頃。こんな感慨に浸るのも、今日がGW最終日だからってことなんでしょうか?
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