
原一男監督の映画『ゆきゆきて、神軍』は確かに凄い映画だった。この映画に出ていた奥崎謙三の個性もインパクト強烈だった。しかし、よせばいいのに、再び奥崎謙三が出てしまった『神様の愛い奴』は、自分自身をギャグにしてしまった悲惨さと単なる老人イジリの愚劣さ(それはほとんど監督の責任。)でまったく興ざめしてしまった。(はっきりいって、見ないほうがいいです。)奥崎謙三はどんな心境であの世に行ったのだろう?
猪瀬直樹の『ミカドと王権』で持ち上げられすぎたという感じもあったが、ある種神格化されすぎたカリスマ奥崎と、単なるいじられまくった『神様の愛い奴』の老人奥崎のギャップは、ただカメラを回せばドキュメンタリーのになるわけではない難しさを考えさせるものではある。
ちょうど今年は戦後60年。またどこかで、『ゆきゆきて、神軍』は上映されるのであろうか?
訃報:奥崎謙三さん85歳=「ゆきゆきて、神軍」に出演
猪瀬直樹の『ミカドと王権』で持ち上げられすぎたという感じもあったが、ある種神格化されすぎたカリスマ奥崎と、単なるいじられまくった『神様の愛い奴』の老人奥崎のギャップは、ただカメラを回せばドキュメンタリーのになるわけではない難しさを考えさせるものではある。
ちょうど今年は戦後60年。またどこかで、『ゆきゆきて、神軍』は上映されるのであろうか?
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