
銀座ル・テアトルもぼちぼち閉館なんでしたっけ?そのこともあっての急遽の代替公演なんでしょうけど、ちょっと迷うところはあるなあ~。ということで、雑感。
海老蔵の『夏祭浪花鑑』はこんぴら歌舞伎で観たのが最初で、好評だったのか程なくして歌舞伎座でも上演。どちらもよい舞台でしたが、やはりこんぴらで観たインパクトが忘れられない。
ただ、玉三郎の『阿古屋』みたいな希少価値というか"ご馳走感”まではいっていないので、客席の埋まり具合はどうなるんだろうと思わなくもない。勘三郎の『夏祭』がキラーコンテンツ化していたことを考えると、海老蔵もさらなる磨き上げが必要かもしれないですね。勘三郎同様、団七とお辰、両方演じるんだし。
あと、もうひとつは「高坏」ですか(下駄でタップを踏む舞踊)。これって、亡くなった勘三郎がよかったなあ~。たぶん、多少意識しての演目なのでは?
・二月歌舞伎座 夜の部 「壷坂霊験記」「高坏」「籠釣瓶」(以前書いた舞台の感想)
しかし、赤坂歌舞伎の勘九郎の「怪談乳房榎」といい、日生劇場の幸四郎の「魚屋宗五郎」といい、演目の選択に「あ!」というものがないですよね。最近もやったなあ~と思うものばかりで。
このあたりの企画力は松竹さんに考えてもらいたいところです。勘三郎亡き後の歌舞伎の集客力については、多少不安を感じますからね~。トータルの集客力があるから、地味な古典が上演できるとわたしは思っているので。
・七月歌舞伎座(夜の部)「夏祭浪花鑑」「天守物語」(2009年の舞台の感想)
☆
ル テアトル銀座
三月花形歌舞伎
平成25年3月3日(日)~24日(日)
昼の部 夜の部
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
序 幕 住吉鳥居前の場
二幕目 難波三婦内の場
長町裏の場
大 詰 田島町捕物の場
団七九郎兵衛/徳兵衛女房お辰 市川海老蔵
一寸徳兵衛 中村亀 鶴
玉島磯之丞 中村種之助
傾城琴浦 中村米 吉
三河屋義平次 市川新 蔵
釣舟三婦 片岡市 蔵
三婦女房おつぎ 市川右之助
団七女房お梶 市村家 橘
二、口上(こうじょう)
三、高坏(たかつき)
次郎冠者 市川海老蔵
高足売 中村亀 鶴
太郎冠者 市川新十郎
大名某 片岡市 蔵
海老蔵の『夏祭浪花鑑』はこんぴら歌舞伎で観たのが最初で、好評だったのか程なくして歌舞伎座でも上演。どちらもよい舞台でしたが、やはりこんぴらで観たインパクトが忘れられない。
ただ、玉三郎の『阿古屋』みたいな希少価値というか"ご馳走感”まではいっていないので、客席の埋まり具合はどうなるんだろうと思わなくもない。勘三郎の『夏祭』がキラーコンテンツ化していたことを考えると、海老蔵もさらなる磨き上げが必要かもしれないですね。勘三郎同様、団七とお辰、両方演じるんだし。
あと、もうひとつは「高坏」ですか(下駄でタップを踏む舞踊)。これって、亡くなった勘三郎がよかったなあ~。たぶん、多少意識しての演目なのでは?
・二月歌舞伎座 夜の部 「壷坂霊験記」「高坏」「籠釣瓶」(以前書いた舞台の感想)
しかし、赤坂歌舞伎の勘九郎の「怪談乳房榎」といい、日生劇場の幸四郎の「魚屋宗五郎」といい、演目の選択に「あ!」というものがないですよね。最近もやったなあ~と思うものばかりで。
このあたりの企画力は松竹さんに考えてもらいたいところです。勘三郎亡き後の歌舞伎の集客力については、多少不安を感じますからね~。トータルの集客力があるから、地味な古典が上演できるとわたしは思っているので。
・七月歌舞伎座(夜の部)「夏祭浪花鑑」「天守物語」(2009年の舞台の感想)
☆
ル テアトル銀座
三月花形歌舞伎
平成25年3月3日(日)~24日(日)
昼の部 夜の部
一、夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
序 幕 住吉鳥居前の場
二幕目 難波三婦内の場
長町裏の場
大 詰 田島町捕物の場
団七九郎兵衛/徳兵衛女房お辰 市川海老蔵
一寸徳兵衛 中村亀 鶴
玉島磯之丞 中村種之助
傾城琴浦 中村米 吉
三河屋義平次 市川新 蔵
釣舟三婦 片岡市 蔵
三婦女房おつぎ 市川右之助
団七女房お梶 市村家 橘
二、口上(こうじょう)
三、高坏(たかつき)
次郎冠者 市川海老蔵
高足売 中村亀 鶴
太郎冠者 市川新十郎
大名某 片岡市 蔵
![]() | そして、海老蔵 |
クリエーター情報なし | |
世界文化社 |
海老蔵の「高坏」は松竹座で去年観たんですが、三津五郎の太郎冠者に負けてなかったし、愛嬌が良くて本人が本当に楽しそうで良かったですよ。
海老蔵の狐もそうですが、大柄なのに運動神経抜群で可愛らしい。
これからも色々見て見たいです。
海老蔵の舞踊は、踊りの巧い先輩世代、たとえば三津五郎や勘三郎、富十郎みたいな「舞踊家」っぽい感じがしなくて、アスリートっぽい印象があるんですよね。
旧世代の腰が低い(足が短い?)体型と違うせいなんでしょうか?
それと、踊りの役に憑依するというより、海老蔵がその役をやっている感じも特徴かな~。海老蔵というキャラが強すぎてそう思うのでしょうか。
もっと踊りの巧い役者は他にもいるんだろうけど、海老蔵の踊りはエンターテイメントとしてどこか魅せる要素があるような気がして、わたしはわりと好きです。
以上、よく勘違いされるんですが、全然けなしてなくて、むしろ褒めてます、念のため。