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切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、千穐楽の新橋演舞場におりました!

2010-09-26 23:59:59 | 私の写メ日記(観劇版)
夜の部観てました!とにかく、絶句!なんと筋書が完売!手に入らず!写真入りだけじゃなくて、写真なしも全部完売!信じられません!責任とって!松竹さん!

仁左衛門が出る月の千穐楽は写真入の筋書がたまに完売になるんだけど、今回は「写真なし」も完売ですからね~。こんなのちょっと初めてです!

一応、念のために言っておくと、歌舞伎の舞台のパンフレットのことを「筋書(すじがき)」といいます。また、関西では「番付(ばんづけ)」という呼び方もしたりして、関西から来たお客さんに、東京の松竹の新入社員がまごまごしたりするんですよね!

で、筋書には月の20日くらいから舞台写真が入ります。ただし、納涼歌舞伎みたいに初日が遅いと20日より後になったりするので注意が必要。

そんなわけで、歌舞伎ファンは舞台写真入の筋書が欲しいから、筋書を買うのは20日過ぎが常識で、わたしも観劇日を20日過ぎに設定するか、都合が悪いときは幕見で20日過ぎに一幕観て筋書を買うようにしてました。

で、歌舞伎の中心が歌舞伎座から新橋演舞場に移って、幕見がなくなり、筋書購入も不便になりました。いっそ、筋書の通販でも始めたらどうですか、松竹さん!バックナンバー欲しい人だっているでしょうからね~。

と、愚痴はこの辺にして、舞台の方。

やはり今月の夜の部は吉右衛門の「俊寛」が名舞台でした!いつもこの人の俊寛はよいんだけど、いつもと違う何かがありましたね~。特に最後のほう。心境の変化?芸境の変化?

あと、「うかれ坊主」の富十郎!元気な姿を観れて嬉しかったなあ~。台詞が少ないんだから、掛け声は遠慮して欲しかったですよ、贔屓筋!

そして、意外だったのが「引窓」。

全然期待してなかったのに、これがよかったんですよ!

特に染五郎の台詞に艶!?

わたしが染五郎を褒めたのって、こんぴら歌舞伎の「毛谷村」と国立劇場の「乳貰い」以来のことです!それくらい、著しいものがありましたね~。そういえば、「俊寛」の成経も悪くなかったし、教える人がよいと変わるんだなあ~。

というわけで、ちゃんとした感想はまた後日。(今月は一応書くつもり。)

なお、画像は「俊寛」の舞台が終わった後、花道に引かれた「海」の幕を片づけ中の様子です!わかるかな?
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