VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

岡本太郎「明日の神話」

2006年07月11日 | 社会・文化
       【写真左:岡本太郎「明日の神話」5.5m×30m     
                    右:今日は帰宅すると、満月の光が窓から差込みビックリするほど眩しかった】


今日、汐留のリクルートへ出勤する途中、「ハッ!」と息をのんで立ち止まった。
岡本太郎の幻の壁画「明日の神話」が、こんな広場にOPENで公開されているではないか!!

日経新聞でも‘汐留で公開される’とあって気になっていたが、
日テレ前の、こんな開放的な場に・・・驚き
朝の通勤時間にも関わらず立ち止まりシュッターを押さずにはいられなかった。

原爆を被爆しながらも、力強く、明るく立ち向かう‘人’を超える‘人’の凄さ。
岡本太郎らしい色彩が、白黒で描かれたピカソの「ゲルニカ」と好対照。

大阪万博「太陽の塔」と同時に制作進行していたという事を知り
人の能力の無限も、改めて教えられる。

空からの自然光下で見れる岡本太郎の壁画。
上をモノレール「ゆりかもめ」が走るのも現代芸術としては悪くないが
メキシコで行方不明になっていた大作の、運搬・修復などのご苦労を読むと
ここで「風雨はしのげるのだろうか?」と少々、不安にはなる。

壁画は2ヶ月ほど、ここで展示されるようなので、改めてジックリ、見に来るとしよう。
「明日の神話」オフィシャルサイト & 糸井重里さんのサイト 共に
岡本太郎と岡本敏子さんの横顔に触れる事ができ、そのストレートで純粋な生き方に深い感動。

住宅を研究する私としては、青山の自邸跡、岡本太郎記念館にも足を運んでみようと思った。