VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

ストック型社会論の概要

2008年03月27日 | 社会・文化
九州国際大学の次世代システム研究所長である岡本久人さんの講演「ストック型社会の概要」を聞いた。
この内容は福田首相の200年住宅ビジョンのバックグランドであり、岡本氏は仕掛け人でもある。
国交省の社会資本整備審議会住宅宅地分科会の臨時委員も務められ、業界からも注目されている方のようだ。

岡本氏は新日鉄八幡から、ローマ駐在ほかヨーロッパ生活の経験が約12年。その経験がストック型社会論のベースになっている。
 

賃金では日本が欧米先進国よりも高いのに、生活の豊かさが何故こんなにも欧州人と違うのか?
それは、高賃金によるストックレス日本社会の悪循環に対し、ストック社会を受け継いで来た欧州人には収入以上の〝ゆとり〟が生活にある。
それを象徴しているのがバカンスという時間であり、
「バカンスは〝人生はこれで良いのか?〟〝会社経営の方向性はこれで良いのか?〟と考え直す重要な時間。」将来を見据えた設計、判断ができるのである。
 
更に日本の賃金高はグローバル競争の中で致命傷になっている上に、その収入の投資先は中・印・米など諸外国に出て行き日本にストックされていない。
将来に何もストックできない、いつまでもアクセク働かなければならない日本人。この悪循環を是正しようとするのが
ストック型社会への転換政策であり、200年住宅はその先駆モデルとして世論形成の役割も担うということ。

ストック型社会政策を考える際に重要なのが、2050年〝達成すべき日本〟の姿からのバックキャスティング。
それを地域レベルで計画し、諸外国へ出ている投資を地元社会に呼び戻せる魅力的な投資先に仕立てる事を説かれた。
これは我が逗子市でも取り入れたい!

ストック型の街づくりの観点も、100-200年先からバックキャスティングし人口減少に対応する街・家づくりをする。
デザインにおいても、文化・社会を受けた風景→景観から街・家をデザインすると。
 壊す予定の家は長寿命にする必要無し

ストック型社会政策、200年住宅ビジョン(長期優良住宅)の次は、4月にも低炭素社会プロジェクトから
持続可能社会モデルの都市が10箇所設定され、福田首相からも次なるメッセージが出る予定という事であった。


ところで、今回の講演は[住まいの産業ルネサンス塾]主催のものであったが
今回で塾としての運営が終わることを事務局の若山氏からアナウンス。毎回名高い先生を呼んで頂き勉強させて頂きました。
 お世話になりました! 

逗子海岸、既に海水浴!

2008年03月27日 | 湘南・逗子の暮らし
お天気が回復して暖かくなった。今日は友人母娘が遊びに来てくれた。(現在、大阪梅田で「Portogalia」を経営)
家でランチを食べてもらって、逗子海岸へ愛犬Bethと共に繰り出した!・・・が、Bethが急に怯えて歩かなくなった!?
ソニアちゃんに、だっこをお願い・・・

ビーチに着くと今日は、暖かい風に静かな波。引き潮で海岸は広くなっていた。春休みの小学生、もう海パンで泳いでる!
 Bethも回復
向こうに江ノ島が霞む。 防波堤では、ハゼ釣りを楽しむ親子が・・・小さいけど結構獲れてる。
 
ソニアにアリス、子供達の成長に驚きながらも嬉しい再会だった。 Bethもビーチを楽しんで私と‘High5’