家庭訪問中の嬉しいこと

今年も家庭訪問の期間中。
今の学校に異動してきて４年経つので，地理にも詳しくなり，
初年度のような混乱はなく
ほぼ時間通りに伺えていることが嬉しい。
貴重な時間を割いて，待っていてくれるのだから
時間に遅れるなんて失礼なこと・・・
そう思えるようになって，何年経っただろうか。

初任の学校では，ナビなんて備えてなかった車だったから
気付けば学区外を走っていた・・・なんてことを思い出す。
おまけに，携帯電話なんて持っていなかったから，
遅れようものなら，近くの公衆電話から連絡を入れたものだ。
また，保護者同士が電話連絡しあって【わだじゅん先生，今出ました】なんて
次の家に連絡があったとも聞いた。
何もなかったら，待つ身としては，やきもきしていたことだったろう・・・

今年も訪問時間は１５分程度。
２週間ほどで感じた（見た）ことを話し，あとは家での様子を伺っている。

今年は，学級懇談会の時に『お茶は用意しないでくださいね』と伝えるのを
忘れてしまった。
初日に，子どもたちを通して伝えてもらったのだが
親としては，不安なのだろう・・・
【子どもが（用意しなくて）いいって言っていたのですが，本当にいいのですか？】て
聞かれる。
１軒で飲んだり食べたりしてしまったら，どこの家でも同じことをしなければならない・・・
そんなことをしていたら，行く家行く家でトイレを借りることになってしまいそうだ。
私は，『本当にいいんですよ。お話しましょう』と答えることにしている。

だから・・・なのか，といっても，私は毎年お茶はご辞退申し上げているのだが・・・
今年は，手土産を持たせて下さる家が実に多い。
購入してきたものが大多数だが，ある家庭では，家に入った瞬間，焼き菓子の香り。
そういえば，家庭訪問の時間に合わせて焼き上げて，家の中に香りを漂わせる・・・
そんな話を聞いたことがあったけど，まさしくそれ！
私にしてみれば，初の体験だ。
帰りに手作りのアーモンドケーキを持たせてくださった。
そのほかにも，ゼリーだったりプリンだったり，マカロンだったり・・・
子どもが焼いたというクッキーと合わせて持たせてくださった家庭もあった。
毎日持ち帰るものだから，家族が驚いている。
嬉しいけど，食べ過ぎて太らないようにしないと・・・



にほんブログ村