実父は、余命宣告を受けてこの世を去った。
約15年前の話。
ドクターから最初の宣告を受けたときは、
信じられず、奇跡が起こればいいのにと何度も思った。
3度目の抗がん剤は、【苦しい】ことを
理由に止めてしまった。
今ならわかる、父のその時の気持ち。
でも、その時は、少しでも望みがあるなら、
がんばってほしいと強く思った。
でも、父の意思に負けたんだ。。。
正月明け、父の体調が悪くなり、入院したときは
数日から2週間の余命宣告だった。
でも、私たち家族は、また奇跡が起こることを期待していたんだよね。
病院で見る父は、ただ病院にいるだけで、今までの
父だったから。。。
でも、ドクターの宣告通り、2週間で逝ってしまった。。。
最初の余命宣告から約11か月で。。。
悲しくて辛かった。自分の親は、いつまでも生きていてくれると
思っていたから。
でも、余命宣告を受けて、心の準備ができていたのも事実。
夏には、妹家族とも1泊の旅行にも行けたし、
父との会話も多かった。
最後の2週間は、毎日見舞って父とも話せた。
もう少し生きていてほしかったって思うけど、
心残りはない。
父との時間をそれまで以上に楽しめたから。
しかし、友人の奥さま。
朝まで元気だったのに、子供たちを送り出したのに
帰らぬ人となってしまった。。。
48歳。
子供はまだ高校生と中学生。
友人も、いまだに現実を受け入れられないようで、
仕事が手に付かないと話していた。
そうだよね、なんにも心配ない年代の人が、
まして元気で見送ってくれた奥さまが、いきなり事故で
ほぼ即死状態だと聞いたら。
私だったら、耐えられないな。
順送りなのはわかる。
順番も間違えたくない。
でも、実際に、順番が変わることってあるんだよね。
起こってほしくないな。
友人の奥さまのご冥福をお祈りいたします。
写真は、7月7日に訪れた河口湖大石公園の
ラベンダーと富士山。
また行きたいなぁ。。。