「走る」、ということが、一番わかりやすいのかもしれません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/44/469dd9801e1e431fb1c1d1ad988d39d3.jpg)
(スタートのピストルとともに一斉に飛び出していく子どもたち。この感じは本番でないと味わえない。)
しらさんちのジュニア・ランニングクラブ第4期生が、今日の鯖石ロードレースをもって修了しました。
約4か月間、週1回の練習を積んで大会に臨み、全ての子が最初のタイムの更新を目指すのですが、
そのタイムの縮み方が、2kmという距離でありながら、1分や2分、中には5分という子もいるのです。
大人ではちょっと考えられないことです。
これは、子どもたちの持久力や筋力が劇的に変化したわけではありません。
子どもたちの「気持ち」が大きく変わったのです。
4期目のランニングラブを終えて、「自分の力を出し切る」ということが
なかなかできない子が本当に多いのだということを確信しました。
やればやっただけ結果がついてくる。タイムや順位という形で自分の変化が如実に表れる。
そんな「走る」という行為は、子どもたちにとって自分の変化をとてもよく知ることができるものだと感じています。
ひとつの大会に向かってコツコツと取り組み、実際のレースを味わい、達成感を得る。
単純なプロセスですが、これによって、最後に子どもたちは本当に生き生きとした表情を見せてくれます。
そして、「やればできる」を自分の身をもって感じられた子は、
「自己ベストが出てうれしい」「負けて悔しい」などの気持ちを持って「またやりたい」という感情が芽生えるのです。
こうして子どもたちが本来持っている小さなスイッチをバチンバチンと入れていく、
これがしらさんちのジュニア・ランニングクラブです。
回を重ねるごとに、お父さんお母さんの練習や大会への参加も増えてきました。
これもとてもうれしいことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/77/d7a9275d4c541ca992c074cdea0a1920.jpg)
お子さんとの時間や話題の共有。感動の共有。そしてお互いを応援する姿。
やはり今の時代を生きるためのヒントが、「走る」という極めて単純なものの中に隠されているのかもしれません。