6か月間、毎週(土)の練習を積み重ねてきた第5期ジュニア・ランニングクラブの子たちが、
目指してきた柏崎潮風マラソンを迎えました。
小学生ではかなり長い距離となる、5kmに出場しました。
この日に、今までで一番のタイムを出すことが、全員共通の目標です。
マラソンの朝は早いです。フルマラソンは8:00にスタートです。
ピストルの音を聞きながら、まずはミーティングです。
大会でも、もちろんいつも通りに、円陣を組んで「ぜったいゴール!!!」
大勢いる中で、緊張し過ぎずに気持ちを高める。
そのために、毎回円陣を組んできました。
暑すぎず、心地よい気候でした。
浜風を受けながら、ウォーミングアップに入ります。
大会当日は、自分で自分の気持ちや身体を調整しなくてはいけません。
同じことをコツコツと積み重ねてきて、今のこの状態があります。
ハーフマラソンもスタートしていきました。
クラブ生のお父さんもチャレンジするということで、みんでスタートの応援です。
これだけ大勢の人が一斉に走り出す姿を見ること自体も、大いに刺激になります。
レース前、事前に書いてもらった“決意表明”をチームメイトと保護者の前で発表です。
「自己ベストを出す」という共通の目標がある上で、具体的なタイムであったり、走り方や気持ちなどを発表します。
2度、3度と、ランニングクラブに挑戦している子の、思いの込められた言葉から、エネルギーを感じます。
コーチとして、当日子どもたちにしてあげられることは、いかにしてよりよい心境や環境でスタートを切れるかということだけです。
大人も子どもも一斉にスタートする種目ゆえに、なるべく待ち時間を減らして転倒を防ぎたいと、
昨年は後方からのスタートにしました。
しかし、タイムはチップによる計測とはいえ、人の波に飲まれ、スタート直後からスピードが上げられず、
結果的にタイムが伸び悩んでしまいました。これは、私の責任です。
ですから、「今年は勝負にでる」と子どもたちにも伝え、一番前からのスタートにしました。
一般参加者の皆さんに申し訳なく思いながら、どうか転ばずにスタートしてほしいと願いながら、
何とか無事にスタートを切ることができました。
レースが始まってしまえば、あとは信じて待つのみ。
公園に戻ってきた子たちは、最後に赤い絨毯を通ってゴールとなります。
ラストスパートに、今までにないくらい本気な表情が見られました。
クラブ生13名全員が完走。そしてほとんどの子が練習よりも速いタイムを叩き出しました。
今期で、第1期からすべて参加し、そして3,4,5期とキャプテンを努めてくれた子が、
ランニングクラブを修了していきます。
野球に取り組み始め、そちらに本格的に取り組むためです。
力がついていく楽しさや、タイムが伸び悩む悔しさなどを経験しました。
そして“あきらめずに、がんばることができる”という力を身に付けました。
ここまでくれば、もう、運動あそび塾しらさん家として、ランニングクラブとしての役割は終えたと言えます。
あとは、これからの彼の活躍を見守り、応援していきたいと思います。