むつグランドホテルは青森県むつ市にあり、この辺りでは一番大きなホテルとなっている。
高台にあるため眺望も良く、高級なビジネスホテルの感がある。
併設して日帰りの温泉施設「斗南温泉(となみおんせん)」があり宿泊者も利用できる。
掛け流しの温泉はアルカリ単純泉だが少し緑がかっていてヌルヌル感があった。
正式名は斗南温泉「美人の湯」というらしい。
[ホテルの部屋からみたむつ市街]
[宿泊者専用露天風呂]
壁の裏側が日帰りの大きな施設となっている。
ホテルから温泉へは長い通路を行くのだが、その通路に写真がたくさん掲示してあり、思わず引き寄せられてしまった。
それは、会津藩のその後のことだった。
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戊辰戦争後、会津藩は旧南部藩の地であった下北半島を中心とする場所の支配を命ぜられ、石高も3万石に下げられたが、斗南藩として再興した。
だが、この辺りは不毛の地だったので、藩士たちは過酷な生活を強いられ、死者も続出し、逃亡する人もいたそうだ。
結局、これは明治政府に逆らった見せしめの処分だったということ。
今でも旧会津藩の人たちはこの場で代々引き継がれていて、旧藩士会・斗南會津会として活動されているようだ。
そういった経緯もあってむつ市と会津若松市は姉妹都市となっている。
と、このような話に関する写真だった。
このような事実があったことを知ったのは良かったし、自分にとって勉強にもなった。