ローマ帝国時代に栄えた街ルーゴ。
ローマ帝国の衰退と同時に街も廃れてきて、周辺からの侵略されてしまうようになった。
それを防ぐために街全体を堅牢な城壁で囲んだ。
でも結局ルーゴの街もローマ帝国同様に衰退してしまった。
今では教会を建設して、サンチアゴ巡礼の途中の街として生き残っている。
その城壁は現在でも当時のままの完全な形で残っていて、ローマ時代後期の優れた城壁建築として世界遺産に登録されている。
城壁の高さは10m~15mで、周囲は2.5kmあり、12の入り口がある。
城壁の外側は3車線道路となっていて、車がひっきりなしに走っている。
バスターミナルからほど近い場所に城壁の内部に入る入り口の一つがあった。
入り口を入ったすぐところに階段があり、それを登ると城壁の上部に出られた。
上部は歩きやすいように整備してあり、散歩コースになっているようで、ジョギングしている人も見られた。
城壁の途中にはところどころに見張り台のような場所があった。
城壁の石垣には花で覆われていたところもあった。
歩きながら城壁の内側の旧市街を見ると、あまり昔の面影が残っているような感じではなく、外側と同じような建物も多く、思い描いていた街の様子とは違って、少しがっかり。
城壁によって旧市街と新市街が分断され、全く違った世界を想像していたから。
城壁を一周してから旧市街を歩いた。
南側の一番目立つカテドラルを目指した。
[カテドラル]
[カテドラル内部]
カテドラルの中では結婚式が行われていた。
そばで見ていたら、参列者に加わってと言われ、一番後ろの席に座った。
花嫁の衣装がシンプルで素敵だった。
[市庁舎]
市庁舎のすぐそばの広場では旧市街の女性たちがチャリティーバザーを開催していた。
博物館を勧められたので行ってみたらパンフレットに日本語版があった。
そんなに日本人は多くないと思うから、需要があるのかどうか・・・