しばらく雨が続いたので、散歩もしなかった。
久しぶりに晴れたので、いつもの散歩コースを歩いたら風景が一変していて、もう夏の色に変わっていた。
樹木の葉は生い繁り、咲いている花々も違った。
そこで見つけた花。
ヘクソカズラ、ワルナスビ。
ヘクソカズラ(屁糞葛)
一番かわいそうに思ったのがこの花。
屁と糞と二つもついて。
花はかわいいのに、臭いが強烈なのでこの名前になったとか。
近くに寄ってもあまり臭わなかったけれど。
ワルナスビ(悪茄子)
切っても根っこを刻んでも再び生えてきて毒やトゲもある、そのたちの悪い生態から名付けられたそうだ。
名付け親は植物学者の牧野富太郎博士らしい。
なぜこんな名前なのだろう。
このほかにも、ドクダミ(蕺・毒矯み)、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、ハキダメギク(掃溜め菊)、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)、クサノオウ(瘡の王)
などたくさんある。
クサノオウは「草の王」かと思ったら「瘡の王」、要するに「おでき」のこと。
和名にすると一層イメージが悪く感じる。
名前をつける時に、もう少し考えてやれなかったのかと思う。
[ドクダミ]
[オオイヌノフグリ]
[クサノオウ]