日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

かわいそうな名前の花

2020-07-23 07:00:00 | 植物

しばらく雨が続いたので、散歩もしなかった。

久しぶりに晴れたので、いつもの散歩コースを歩いたら風景が一変していて、もう夏の色に変わっていた。

 

樹木の葉は生い繁り、咲いている花々も違った。

そこで見つけた花。

ヘクソカズラ、ワルナスビ。

 

 

 

ヘクソカズラ(屁糞葛)

一番かわいそうに思ったのがこの花。

屁と糞と二つもついて。

花はかわいいのに、臭いが強烈なのでこの名前になったとか。

近くに寄ってもあまり臭わなかったけれど。

 

 

 

 

ワルナスビ(悪茄子)

切っても根っこを刻んでも再び生えてきて毒やトゲもある、そのたちの悪い生態から名付けられたそうだ。

名付け親は植物学者の牧野富太郎博士らしい。

 

 

 

なぜこんな名前なのだろう。

このほかにも、ドクダミ(蕺・毒矯み)、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、ハキダメギク(掃溜め菊)、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)、クサノオウ(瘡の王)

などたくさんある。

クサノオウは「草の王」かと思ったら「瘡の王」、要するに「おでき」のこと。

 

和名にすると一層イメージが悪く感じる。

名前をつける時に、もう少し考えてやれなかったのかと思う。

 

 

 

[ドクダミ]

 

[オオイヌノフグリ]

 

[クサノオウ]

 

 

 

コメント
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