今年も線路脇の草むらの中に、背が高くて葉が大きな花が咲いていた。
タケニグサ(竹似草)。
何だか今年はいつもより多く感じる。
2mくらいあるから、遠くからでもすぐに分かる。
花はまだ開いていない。
葉は大きい。
タケニグサという名前の由来は、竹に似ているからとか、竹細工をするときに一緒に煮ると竹が柔らかくなって細工が容易になるからとか言われているが、竹には似ていないし、煮ても柔らかくならないらしい。
ただ、茎が空洞になっているから竹に似ているという説もあるから、これならば納得する。
これは毒草で、アルカロイドを含んでいるらしい。
でも逆に、葉や茎の汁を害虫駆除に用いたり、水虫の薬に使われたりもしているらしい。
毒をもって毒を制しているのかも。
秋になると実が鈴なりになって、風が吹くとシャラシャラ(カサカサ?)と音が鳴るので「ササヤキグサ」の別名もある。
[タケニグサの実]