数日前に「コミカンソウ」のことを書いたばかりなのに、今度は「ナガエコミカンソウ(長柄小蜜柑草)」を見つけてしまった。
コミカンソウの時は1株だったけれど、こっちは20~30cmくらいの背丈のものがブロック塀と道路の境にズラッと並んでいた。
飛んできた種が芽を出したのか、この場所だけでなくあちこちのちょっとした隙間にもたくさん生えていた。
その葉っぱは「コミカンソウ」とは違って柔らかく、さらさらとしたような感じ。
ハギの葉を小ぶりにして、もっと繊細に柔らかくしたような感じ、といったらその雰囲気が分かるかもしれない。
少しの風が吹いただけで、全体がゆらゆらと揺れるくらい、柔らかな草。
画像を拡大してみた。
「ナガエコミカンソウ」は花と実が混在していて、1つの枝に短い柄と長い柄の白い花、そして長い柄で緑色の実がごちゃごちゃと付いている。
多分、短い柄の白い花が雄花、長い柄の花が雌花、そしてその雌花がしばらくすると実になるのだと思う。
葉を裏返してみた。
この枝は雌花のほとんどが既に実に変わっている。
その辺にある、ただの小さな草なので、普通に目にしただけなら、何か丸いものが付いているくらいにしか思わないのかもしれない。
でも、こうして拡大してみると実だったり、花だったりで本当におもしろい。
2つのコミカンソウを比べてみた。
同じコミカンソウと名がついていても、よ~く見ると大きく違っている。
枝の太さ、葉の色、実の付き方が違う。
コミカンソウの方が頑丈そうで、ナガエコミカンソウの方は繊細な感じに見える。
学名 : Phyllanthus tenellu
英名:Mascarene Island leaf-flowers
別名:ブラジルコミカンソウ
科名・属名:コミカンソウ科 コミカンソウ属
原産地:インド洋南西部のマスカリン諸島