Diary

渡辺家のファミリー日記です。

Long Black Veil

2011年12月16日 10時16分43秒 | ブルーグラス
先日・日曜日にジャムをした『Long Black Veil』。

私はもちろんヘイゼルのお手本で。ダンナはレフティ・フリッツェルのオリジナルver.が印象強いようです。
「1950年代のアメリカで、あんな裁判は在りえないだろう」と言うので、もしかしたらもっと前の時代に起こった
何かの事件がモチーフになっているのかと調べてみたら・・・
またまた Wikipedia のアメリカ版でヒット、『Long Black Veil』の曲についてのページがありました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Long_Black_Veil_(song)

歌詞の大筋は

------ある夜殺人事件が起こり、一人の男が容疑をかけられます。
何人かの目撃者が、逃げて行った犯人がその男に似ていたと証言したからです。
裁判官は男にアリバイを尋ねますが、男は何も話しませんでした。
なぜならその時、男は親友の奥さんの腕の中にいたから。

処刑の日、男は人ごみの中に彼女を見つけます。
彼女は一粒の涙も流していませんでした。
けれども冷たい風が吹き荒れる夜に長い黒いヴェールをまとい、
男の墓に訪れて泣いていること、
誰も知らなくてもその男だけは知っています。------


Wikipedia の記載によると歌の作者は次のそれぞれ全く関係ない3つの事からインスピレーションして作った"instant folksong"だと述べていて、元になった事件とかは特にありませんでした。

①"God Walks These Hills With Me"という曲。ふるさとの丘を歩いていると魂が解放されて、神が共にいるようだという歌。Porter Wagoner、Eddy Arnold などが歌ってます。
②未解決の聖職者殺害事件についての新聞報道
③イタリアの俳優、故ルドルフ・ヴァレンチーノの墓に、ヴェールをまとった女性がよく訪れていたというエピソード

オリジナルは 1959年のレフティ・フリッツェルで、その後 ジョニー・キャッシュ、ジョーン・バエズ、エミルー・ハリス、The Band などがカバーしてます。

ブルーグラスでは、ビルモンロー が1970年の「Kentucky Bluegrass」に収録、
Country Gentlemen は 1960年「Country Songs, Old and New」に入ってるそうです。

私がお手本にしたヘイゼルは

ヘイゼル&アリスとしての最初の1枚、「Who's That Knocking?」Folkways Record  FTS31055 。

メンバーは Lamar Grier : バンジョー、David Grisman : マンドリン、Chubby Wise : フィドル で、
彼女たちのアルバムの中では一番ブルーグラス色が濃い1枚です。


曲やプレイヤーについて知りたい時、Wikipedia はとてもお役立ちなのですが、
英語版 Wikipedia 白紙化検討、がニュースになっていますね。

http://www.rbbtoday.com/article/2011/12/14/84137.html

検討だけで収束してくれれば・・・と思っています。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする