先日永眠した音楽仲間と、昨夜お別れをしてきました。
彼女に初めて会ったのは私が大学2年の時。
お茶の水の楽器店界隈をうろうろしていた時、バンジョーを持って歩いている彼女を見かけました。
一緒にいたバンド仲間から「バンジョーを持って歩いてる女の子なんてめったにいないから声をかけてみたら?」と言われて話しかけたのが最初。その時たぶん彼女は高校生。
初めて一緒にステージに立って演奏したのは、私が社会人2年目の年の秋川フェス。
「バーンホームズ」というバンドで、ギターのお手伝いを頼まれました。
彼女がバンジョー、yamazaki くんがフィドル。
幸いなことに、この時の音は私の手元に残ってます。
その後しばらく私は子どもたち3人の子育てに追われていたのですが・・・
と゜うしても行きたくて、ダンナに子ども3人押しつけて参加した fujimura御夫妻の結婚お祝いの席で彼女と再会。
そろそろお子さんたちも大きくなってきたでしょう---一緒にバンドをやりませんか---とお誘いをいただきました。
練習場所は彼女の自宅。お互いのダンナが会社でお仕事中の平日の昼間、いつもだいたい午前11時から午後3時くらいまで。
ランチタイムをはさんで、たくさん楽器を弾いて、たくさん歌って、たくさんおしゃべりしました。
その頃彼女は劇団昴の舞台に立ったり、Agent of K で各地のフェスやライブスポットで演奏したりで大活躍。
プレイヤーとして私なんかよりずっと高いところにいて、学生サークルの先輩後輩という間柄でもないし何も気遣いをすることなんて無かったのに、私の方がたった2つ年上というだけで常に敬語づかいでした。
律義なくらい礼儀正しくて、音楽に対してもダンナ様に対してもひたすら真っ直ぐで純粋でした。
あの純粋さが皆に愛されたんでしょうね・・・
昨夜はオールドタイムのお仲間、ブルーグラスのお仲間、アイリッシュのお仲間・・・関東周辺はもちろん、関西からもたくさんのお友達がお別れに来てました。
あちら側へ逝っても彼女のことだからずっとフィドルを弾きまくるんだろう・・・トミー・ジャレル本人に会えるね・・・など言われてました。
今日、彼女は空へ昇ります。さわやかな秋空になりそうとのこと、良かった。
彼女が唄っている「Ain’t No Ash Will Burn 」 、Facebook にコメントしましたがここにも残します。
彼女のこの曲が大好きでした。一緒に歌えて嬉しかった。もっともっと一緒に歌いたかった・・・。
いつか間違いなく私もそっちへ逝くから、そしたらまた一緒に歌おうね。
Kitchen Witches / Ain’t No Ash Will Burn