8/5(金) ブルーノート東京へ「Punch Brothers」を観に行きました。
自慢じゃないですが、Punch Brothers のCDは1枚も持っていません。
You Tube などで聴いた印象は、自分の好みとは違うな・・・でしたが、間違いなく時代を代表するような才能あふれるミュージシャンが “バンド” でそろって来日です。家から1時間ちょっとの場所で見れるのですから、自分の目で見て自分の耳で聴いてみたくて出かけました。
会場内は撮影出来ないので入口で1枚。アリーナ指定席をおさえたので早めに入る必要はなかったのですが、外はあまりに暑いので中のロビーで待ちました。
チケットはレコードを模したコースター型。
演奏が始まったとたん、圧倒されました。ステージ中央にある1本マイクを5人で囲んでの演奏です。
それぞれの楽器、すべての音が凄い---マンドリンのクリス・シーリはマイクからかなり離れてチューニングするのですが、そのチューニングの音がビシバシマイクに入ってました。フィドルは太くてバリバリにトラッドな音だし、弓ベースの音も身体の芯に響いてくるよう。
バンショーもギターも、もちろんボーカルも、凄いとしか言いようがありません。
5人をまとめてるクリスはまるでオーケストラの指揮者のようでした。ブルーグラスとか、ジャズとかクラッシックとか、そんなジャンル分けはどこかへ吹っ飛んじゃった。アコースティック楽器の持つ音の魅力を最大限に引き出した極上のアンサンブルをノン・ストップで1時間半----もう大・大満足でした。
You Tube を見て、見た気になっちゃいけませんね・・・。
例えば ↓ の Rye Whiskey
Punch Brothers - Rye Whiskey
ライブの終盤でこの曲をやってくれました。もう全くの別物でした。目の前での生の演奏はこんなに違うんだ、と身に染みて感じて思い出したのが昨年来日したサラ・ワトキンス。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/imwithher/
あの時は私、ネットで聴ける限りの音源をいろいろ聞きました。話題になってたし、女性ボーカリスト3人そろっての来日だし、何か一つでも響いてくるものがあったら出かけようとしたのだけれど、ピンときませんでした。ブルーノートへ足を運んで聴きたいとは思えませんでした。
でも Punch Brothers のように本物を目の前で見て聴いたら違ってたかもしれないですね・・・もしかしたらすごく感激してたかもしれないと、ちょっぴり後悔しました。
とにかく 「Punch Brothers」、良かったです。