2/23(日) こしがや市民大学の特別講座「100年の時を超える音色~蓄音機の世界を探る」を聴講してきました。
越谷市在住・在勤の方たちへのためのイベントですが、定員に達しない場合は市外からの参加も可能との事で、市外枠で参加させていただきました。
会場は越谷市中央市民会館の劇場ホール。
いつもは下車しない越谷駅から歩いて行ったら、途中にこんな愛らしい子供の像がありました。
越谷市中央市民会館1階ロビー。重厚なシャンデリアがキラキラ
講師は杉崎さん。
杉崎さんから蓄音機のお話を聞くのは初めてではありませんでしたが、ラッパから声を吹き込んでロウ管に録音する実演を見るのは初めてでしたロウ管から聞こえてきた杉崎さんの声はラジオから流れてるような声でした。
ロウ管はコピーが出来ないので、ロウ管100本を作るために歌い手や演奏者は1日に数10回も歌ったり演奏をしたそうです。
ロウ管(シリンダー)レコードから複製が出来るディスク(円盤)レコードに移行し、1924年にアメリカのベル研究所が電気録音を完成させてからは音質が格段に良くなったそうです。
下の写真、ステージ中央にある大きな箱型の蓄音機はアメリカビクター社(蓋の裏側によく見るワンちゃんの絵がついてました)のクレデンザ。まさに箱の中に人が入っているかのような生々しい音でした。
この機材で聴いたカルメンのハバネラの声とメニューインの皇帝の花嫁のヴァイオリン、生々しさに加えて声や音にツヤがあって、もういつまでもいくらでも聞いていたかったです。
また、写真でクレデンザの左に置かれているのはイギリスグラモフォンのポータブル蓄音機。
見た目の通り小型で、内蔵スピーカーは入ってないそうですが300人ほど収容の会場すみずみまでかなりの音量で響いてました。この機材で聴かせてくださった若き日の美空ひばりの声とフランク永井の低音は圧巻でした。
杉崎さん、講演お疲れ様でした!素晴らしい講座をありがとうございました。
会館前には葛西親水緑道があって、その向こうを元荒川が流れています。
講座がちょうどお昼に終わったので、元荒川沿いを歩いて、いつもの「おーるどタイム」のお店でランチをいただきました。お天気は良かったし、久伊豆神社を経由して20分弱の川沿いお散歩は気持ち良かったです。
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