第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

7月1日 そうごうないか 始めました

2014-09-04 10:10:04 | 総合診療
はじめまして皆様

私、しがない総合内科医(Hospitalist)であります。
研修を受けた病院は日本最多の救急搬送件数を誇る、臨床教育に非常に力を入れている、
総合内科の病床が120を超える等の、総合内科医としては恵まれた環境で育ちました。

当たり前の様に病歴を取り、
当たり前の様に身体所見を取り、
当たり前の様に丁寧に鑑別診断を上げ、
当たり前のように丁寧に治療を行い、
当たり前の様に患者背景まで考慮して退院させる。

このような診療は自分では当たり前であると思っており、日本全国Up to dateとDynamedが
あれば満足に医療をしていけると思っておりました。そう、世間知らずでした。
毎日が楽しく、輝いていた、実りのある研修であったと思います。

その中で
他院を当日退院したばかりの患者が受け入れ困難として遠路遥々搬送されてきたり、
ありきたりの簡単な腹痛や頭痛の診療を専門外であるとこれまた遠路遥々搬送されてきたり、
精神科医が夜間不在の為に受け入れできないと、これまた遠路遥々搬送されてきたり、
言葉にすればキリがない程の医療への疑問が生まれてきました。

誰かが自分達は診なくても良い/診てはならないと一度判断してしまうと、
さらに拍車がかかり、他の医療機関も受け入れをバッタバッタとしなくなるように感じたのが本音です。
30件、40件の謝絶はザラでした。

一つの人生の命題ができました

【何故、患者はたらい回されるか?】

悪いのは医者か?
悪いのはCommon diseaseを診れないように教育した卒後臨床教育か?
悪いのは情報を的確に伝えずに搬送してくる救急隊か?
悪いのは勝手に謝絶したり、嫌味を言う看護師か?
悪いのは医事課の人間か?
悪いのは地域の医療システムの問題か?
悪いのは救急医療システムを整備しない厚労省の役人か?
それとも悪いのは患者本人なのか?

難しい問題です。誰も悪くないのかもしれません。
でもそれでは、前に進めません。

思う所あり、関東近辺の救急病院を当直して周り
一ヶ月の当直回数も最低15回以上、最大25回。
連続6日間などなど体力の限界に挑み経験してみました。

様々な病院は様々な問題を抱えておりました。
それでも、自分たちでは気付く事は難しいと思います。

それらの事から学んだこと。

答えは自分なりに解釈が用意され、そして人生の目標ができました。


7月1日より孤軍奮闘し、お師匠様より命を受けてココ東京城東病院で
総合内科医として開始しております。

まずは赤字で空床が続いている病院経営を立て直す事。
それは自分にとって総合内科医としてどんな患者でも病棟を診る事でした。
幸い、病院上層部とコメディカルスタッフが皆人格者であり、
周囲の医師とコンフリクトを起こす事なく上手く潜入する事ができました。
病院内の歓迎ムードに大変感謝しております。

今日は、初回ですから、この辺で。