第四部 Generalist in 古都編

Generalist大学教員.湘南、城東、マヒドン、出雲、Harvard、Michiganを経て現在古都で奮闘中

研究計画書〆切ギリギリで間に合いました・・MCTM Day16

2015-10-17 01:13:39 | Mahidol University編
無事にResearch proposalを〆切ギリギリ30分前に提出しました。私の場合は、昨年の先輩が極めて優秀であった為に、また今年も日本人に当てておけ的な極めて軽いノリでCritical apprasal(選ばれた論文を皆で1時間半で批評する実技テスト)の授業の一発目も平行して同時に課せられたりとこの1ヶ月まさに寝食忘れて非常にストレスフルでした。深夜から早朝にかけて行われる課題の山に対して、妻に毎日励まされ心から助けられました。
 
 MCTMコースは大変だ大変だ~という前情報を聞いておりましたので、覚悟して望みはましたが、確かに経験したことの無い負荷がかかる1ヶ月でした。DTMHの時の辛さと比較すると先輩が言っていたように確かに、子猫とライオン程違うような気もします。。。(これは自らに課した目的で違うのかと思います)
 
しかしまぁ、ただ辛いだけでも無くて、自分が学びたかった内容の授業だったり、回診の質疑応答で日々成長している自分を客観的に認識すると、それなりに学びの喜びがあってこの時点では個人的には満足しております。
 
さて、今後の方の為にMCTMの情報も記載しておこうかと思います。
MCTM生は8月初旬から10月までに自分のテーマ決定と、現段階でのClinical questionとのGap探し、文献集め論文の読破を行ったうえで、下記のような40ページを超えるResearch proposalとEthical committeeに提出する山程の書類を作成しなければなりません。
 
その決められた内容に対する(フォントや、サイズ、用紙の幅や、各指導医や教授陣からのサイン)細かい規定が大変でした。
また、同時にDefenseという、指導医達の前で研究計画に対する発表を30分で行い、質疑応答でpassしないと研究させてもらえません。
 
私のテーマはココでは内緒ですが、その広さから読む文献の量も、Gap探しも周囲の医師と較べて大変苦労しましたが、今となってはその努力のおかげで作業の高速化が可能になった気がします(丁度バットの素振りで、体幹が鍛えられる感じでしょうか)笑
 
その内容の広さからも、血液内科/臨床熱帯医学の先生が私のmain-adviserで、Co-adviserには腎臓内科/臨床熱帯医学、統計専門家がチームで指導して頂いていました。
 
口述試験では本番で自分の統計の指導医から受けた質問の意味が全くわからず(多分、彼女の英語がわからず・・トホホ)、まさかの身内からアッタクをレシーブできないという恥ずかしい思いをしました。
 
まぁ、色々といい経験をさせてもらっていると思い何事にも感謝です。
 
さて、そろそろ調子もつかめて来たようなので、早速提出後に依頼された翻訳の仕事もしたり、雑誌の文章も書いたりしております。
バンコクでのこの貴重な生活は後半年しかない・いや半年もあると考えて感謝の心で楽しんで行こうかと思います。