温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

お母さんのスカートの中に子どもが一杯! ワタフキカイガラムシ(綿吹貝殻虫)

2016年12月27日 | 昆虫
 ① ミカンの枝に、白い小さな粒が沢山くっついています。



 ② これは、ワタフキカイガラムシ(綿吹貝殻虫)という昆虫のメスです。

 外見からすると昆虫とは思えませんが、左のオレンジ色の部分が頭部と胸部です。



 ③ ひっくり返してみると、オレンジ色の胸部に黒色の6本の脚が見えます。



 ④ 腹部は、名前の由来となった「真っ白な綿」のような「白いロウ物質」で覆われています。

 お母さんのスカートをのぞいて見ると、沢山の子どもたち(幼虫)が出てきました。

 子どもは、まさに昆虫の姿をしていて、冬の間 白いロウ物質で守られています。

 暖かくなると、幼虫が出てきて葉で汁を吸い、成虫期になると幹や枝に定着して汁を吸います。

 オスは、翅がありハエのような姿をしているそうですが、まだ見たことはありません。

 

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