憂生’s/白蛇

あれやこれやと・・・

笑う女・・10

2022-08-19 20:56:11 | 笑う女

「なんだって?」
徳山・・が?
徳山までもが・・・?
二人して笑子を犯していたというのに・・・、
俺は何も気がつかず・・。
笑子に対して
清廉潔白をもって処していた・・。
守るべき筋もない笑子の操であるが・・、
それも、すでに貫通をうけ、
男の物によがる女でしかなくなっていたとも知らず?
あるいは、俺一人、つんぼ桟敷・・・。
「徳山・・は・・」
俺は何を聞こうとしていたのだろう・・。
徳山が自分で笑子を犯し始めたのか?
それとも、江崎が教えたのか?
そんなことをきいてどうなるという?
今更・・笑子が男の身体を知らない処女にもどれるわけもない・・。
徳山が江崎に教えられたにしろ、
笑子の変調に気が着いてのことにしろ、
自分が笑子に対して
どう接するべきかを決めるのは
徳山自身だ。
その徳山が
笑子を犯しその肉を味わうことを
選んだ・・事について、
俺が何を裁くことが出来る?
性を希求する女を目の前にして
欲情をおぼえない男がいるべきだというべきか?
正論だけでなりたたないのが、男の欲望。
まして・・
笑子が徳山に対しても
性器を押し付けセックスをねだる行為を見せたとしたら
どこに正論がなりたつ?
江崎の言うように
「だいてやるしかない」
あくまでも・・・、
抱いてやる・・。
「俺はシャワーをあびにいってくる・・」
江崎はもう論争がおさまったと宣言し
下半身をむきだしたままの笑子を残し、
シャワーをあびにいくという・・。
それは・・・つまり・・・。
俺の喉の奥が大きくごくりと鳴り・・
俺も笑子を抱きたがってると
江崎に暴露する・・
「ボランティアは本人の自由意志だ・・」
江崎は言い置くとドアにむかっていった・・。
ドアをあけると・・
俺にふりむいて・・・
「お前が、くたびれていないなら・・・、
もう少し・・笑子をみてくれるといい・・。
俺は仮眠室で横になっているが・・・?」
性交渉の邪魔はしない・・。
ゆっくり楽しむには俺が邪魔だろう・・・。
良ければ仮眠しておくが・・・。
江崎の言葉をけりかえせないまま、
俺はみじめにも、
「そうしてくれ・・」
と、江崎につげていた・・・。

江崎が部屋を出てゆくと
俺は笑子の傍らににじり寄って行った。
裸身のままの下半身から、目をそむけ、
俺は自分の自制心を取り戻そうと必死だった。

だが、俺の手は俺の自制心を簡単に握りつぶし、
笑子のまあるい胸のふくらみをつかみ、
指の隙間に乳首をつまみ上げ
かるく、ひねって、
笑子の反応をまちうけた。

「う・・お・・」
笑子はやはり
男をさそうかのように、
鼻にかっかった声をあげると、
江崎との交渉で見せた空中遊泳をはじめた。

笑子の手がひらりと舞い上がり
すとんとおちてゆく。

早く、抱いてくれと
間違いなく笑子が要求している。

俺は・・・。

ズボンの中で益々、膨らんでくる欲望と裏腹に
ひどく、殺伐とした思いを胸に抱きこんでいた。



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