こう・・、時折
部分だけ書いてみたくなります。
文章表現は、そのときは、なんとなく、かいてみるんだけど
あとから、読むと
自分でいっちゃ、いけないが、旨い(あえて、旨い)ときがある。
男に渡すものは真心ばかりではない。
そのままに欲を受け止める。
それが天女。
でも、それは不知火が綺麗だから・・・・。
だから、不思議。
欲にまみれきって苦笑して新町に行くといった不知火なのに、
綺麗。
だから、不思議。
「不思議な不思議な」
呟いた理周は、不知火が帰ってくるようなきがして、耳を外に傾けた。
じいいいいと鳴くのは、けら。
人が通れば、なきやむだろ。
朝までかえってこぬのかな?
何だかすこし、こころもとないのも、
不知火が優しいから?
広い部屋がものさびしいのも、
不知火があたたかいから?
けらのこえは変わらず、地鳴りのように唸っていた。
これを旨いと感じるというと、
はあ?って、思われると思う。
意味じゃないんだ。
音律。
ラ行のリフレインと残音と
けら、から・・・。
だから、~~から。と、けら。
この音律が、なんとなく、心地よい。
で、
なんとなく、文章ってのは、
このリズムにのってるという
部分だけでなく、
音・・読みながら耳にきいてるという不思議な事をやるんだと思う。
で、たぶん、書くときもも、
この語調みたいな?
五七五じゃないけど、
そういう文字数のリズムも
なんとなく、選んでるんだと思う。
で、自分でよみかえして、耳でも読みながら
音とリズムを拾うと、
旨いと思う。
おいしく感じる・・んだ。
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