つぶやき、遊び・仕事・日常

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こんな愛もある

2025-02-24 06:42:14 | 日記

(一部脚色しています)

おいらの友人の一人に、柴田クンがいる。

若いころは、柴田恭兵似でずいぶんとモテたものだ。

それでも、実際に付き合ったのはK子ちゃんとM子ちゃんだけだと思う。

そして、最終的にM子ちゃんと結婚し、K子ちゃんは失意のまま地元の九州に帰ったのだった。

それはもう、40数年も前の話だ。

そんな柴田クンは昨年暮れに奥さんであるM子ちゃんと死に別れてしまった。

そこで起こったこととは。

 

◆なんと柴田クンはすでに女性と同居しているという

 K子ちゃんは、こちらに住む友人を通して40数年間ずっと柴田クンの情報を得ていたそうだ。

 離婚しそうではないかとか、子供は生まれたのかとか、どんな生活をしているかなどだ。

 そして、奥さんであるM子ちゃんが亡くなったことを知り、柴田クンの前に姿を現わしたのだ。

 柴田クンは、それらを瞬時に察した。

 と同時に、自分の残り人生をかけて守るべく存在だと思ったのだ。

 

 ボクは、今でもM子を愛してる、でもM子はもう死んじゃったんだ。

 周囲からは、批判されるかもしれない。

 K子ちゃんが良ければ、これから一緒に住まないか。

 そして仏壇のM子に一緒に線香を手向けて手を合わせてほしい。

 K子ちゃんは、即答したという。

 うんそれでいいよ、だって死んじゃった人に嫉妬してもしょうがないから。

 私は、柴田クンと暮らせるだけで幸せだから。

 どちらかが先に死ねば、またM子ちゃんにお返しするからね。

 

 男性側には身の回りの世話のメリットはたしかにあるし、女性側も経済的安定が得られる。

 でもそうではなく、柴田クンはその生涯にわたって、二人の女性を愛しぬくことを決心したのだと思う。