最近は、ネットでの情報収集が無料かつお手軽になってきている。
いつでもどこでも、スマホさえあれば、最新ニュースや興味のある情報が簡単に得られる時代だ。
なので、新聞の宅配定期購読がひどく減ってきているらしい、それはテレビ視聴も同様らしいが。
19世紀スイスの法学者・哲学者・政治家のカール・ヒルティの時代はこうだったようだ。
◆われわれが無駄な活動として第一に上げるのは新聞を読み過ぎることだ
ヒルティの時代は、おそらく情報収集は新聞からに限られていたのだろう。
それでもなお彼は、新聞を読み過ぎるなと説く、これはどういうことなのか。
多くの情報を得たうえで、それらを自らの行動の参考とすることは正しいことのはずだ。
どうやら彼が危惧したのは、情報を得ることに集中するあまり、
実際の行動に至らないのではないかということらしい。
そしてもうひとつは、情報を鵜呑みするのではなく、
情報の重要性や妥当性を自ら判断すべきということらしい。
まさにこれは、現代の情報収集にもあてはまるのではないか。
玉石混合のネット情報、比較的信頼できる新聞も発行者により偏向やバイアスもある。
結局は判断するのは自分であって、情報過多(情報バカ)ではいけないということなのだろう。
行動に活かしてこその、情報なのだから。
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