ある方が老人ホームで、これまでの人生で一番幸せだったことはなんですか、とみなさんに質問した。
ところが入所者のみなさんは、はぁ幸せ?思い出せないなぁという反応でした。
そこで一計を案じ、これまでの人生で一番心に残っていることはなんですか、と問いを変えた。
その答えがこうだ。
◆それは辛かった話や苦労話だった
一番心に残っていることの問いには、みなさん生き生きとして話し始めたそうだ。
それぞれ、辛かったことや苦労を次々と争うように語り始めたのだ。
いやいや、わしのほうが大変だったぞとか、あたかも不幸の自慢話のようだった。
そしてその苦労話をしているときの顔が、最高に生き生きとして輝いていたそうだ。
それには、考え込んでしまう。
人は、幸せになるために生まれてきたのか、それとも苦労をするために生まれてきたのか。
思うに、幸せとは振り返った時にそこにあるものではないでしょうか。
大変なことに直面し、逃げることもできず、泣きながら向き合ったあの日々の体験が、
いつの日かかけがえのない思い出となるようです。
そしてそれは、もしかしたら素晴らしく幸せな時間だったのかもしれません。
人生にはふたつの時間があるようです。
楽しい時間と、辛い時間=学んでいる時間です、辛い時ほど深く学んでいて、後にそれは幸せな時間となるようです。
→うん、これはわかるような感覚です。でもできればそんな辛い経験からは遠ざかりたいものです。
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