マイノリティーが変える

米国次期副大統領は、カマラ・ハリス上院議員だ。
ジョー・バイデン次期大統領は高齢のため、今回の副大統領はとくに注目されているようだ。
女性として、黒人として、アジア系としても初めての副大統領らしい。
その出自から、マイノリティー（社会的少数者）の代弁者とも言われる。
産業新聞から。

◆マイノリティーが社会を変えていく
　数多くの成長企業を生み出すシリコンバレーは、白人男性が優位だと言われる。
　だが、女性や有色人種や同性愛者などのマイノリティーを支援する仕組みはあり、これが多様性を生み出している。
　日本ではどうか。マジョリティー（社会的多数者）である、男性サラリーマンに依拠しすぎてはいないか。
　同僚とは違う経歴、若くして管理職、新しい部門の立ち上げ、早くから副業をしている等なんでも良い。
　自分はマイノリティーだと自覚し、自らその道を選んでいるか。
　新しい道を切り開く、他人と違うことをよしとする、こうした人が常識を書き換えていくのだ。
　従来の世界の普通を捨てることにより、全く新しい世界観・価値観を持つはずだ。
　安住の地からは、離れなければならないのだ。

　世の中や会社を変えるのは、「若者・ばか者・よそ者」とも言いますよね。
　フランスの作家アンドレ・ジッド、「長い間海岸を見失うだけの覚悟がなければ、新大陸を発見することはできない。」
　楽だからと言って、多数派に与しているだけではいけないようです。