人生が予定通り、想定通り、思い通りに進めば、それは心安らかで気楽なものだと思う。
だが、禅宗のご住職によると、人生がすべて思い通りにいったら、
それは案外つまらないものなんです、とたしなめて下さる。
そうかなぁと思いつつもう少し聞いてみる。
◆禍福はあざなえる縄の如し
日常の生活がすべて思い通りに運ぶならば、心が弾むことはありませんね。
えっこんなことになっちゃうの、というサプライズがあればこそ、心が様々に息づくのですから。
勿論、災厄はできるだけ遭遇したくはありません。
でも災厄と幸福は、撚り合わせた縄のように、かわるがわる巡ってくるものです。
人生、時には思い通りにことが運ぶこともあるし、期待以上の結果が来ることもあります。
でも、思いがけないことが起きてしまう、それがまさしく、あざなえる縄であり、人生の綾模様なのです。
そんな悩みや苦しみは受けたくないかもしれません、
それでも思い通りにならない人生の中での精進あってこそ、人としての輝きや深みができるのです。
それこそが、成長の機会であり、人間的に成熟するということだと思います。
→たしかにそうだと思います。それでもなお、おいらは災厄に遭遇したくはありません。
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