The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

シリーズ・・・健康寿命を伸ばす  その3

2015-12-29 15:02:44 | 日記

Ⅲ、シニアのキャリアを還元する意義と構想のフレームワーク

1、新しい生きがいを付加することによって健康寿命をのばす

「健康寿命 浜松市1位(男性72.98歳、女性75.94歳)」(平成26年5月)。厚生労働省研究班より出された。「健康寿命」とは、生活に支障なく過ごせる期間の平均を表していて、厚労省は平均寿命との差を縮めることを目指している。それは平均寿命がいくら伸びても、寝たきりでベッドから離れられない生活なら、健康寿命は短いということだ。

資料2の新文化創造の価値とフレームワークをご覧ください。

「グランドゴルフに参加しワイワイ賑やかに楽しんでいるお年寄りが多い町」「囲碁や趣味にコミニティーホールが老人で熱気ムンムンの市」。これらの市町村医療費の公的負担が極端に減少したとの報道がある。と同時に、介護を受けるお年寄りが減ったとも伝えている。この事実は何を意味しているのだろうか。お年寄りが生きがいを持って生活することの大切さを語っている証左になる。

グランドゴルフや囲碁、麻雀、合唱、カラオケ、写真、俳句、旅行、病院まわりなどの趣味と、「シニアのキャリアを地元に還元」の構想・企画の新文化作りは、全く同価値と考えることができる。「これは定年の延長ではないか」。いぶかる方がいらっしゃると思われるが、長年培ったものを披露できることは、生きがいになる。「社会貢献をすると長寿になる」ともいわれている。週に半日か1日程度、キャリアを生かした活躍場所に従事すること。当然希望制でワークシェアリングになる。

 

お年寄りの一般的な特徴や傾向として、つぎのことが挙げられる。

・何か目的ができるとその目的に向かって元気になる。

・期待されている、何かに役立っている、待っててくれる人がいるなどの想いが生きがいになり、長寿につながる。

・体力・気力・能力ともに衰えてはいない方々が結構多い。

・キャリアは豊富で知識や技能を活かして役立たせることができる。

・「無理はしない、させない、期待しない」。これを念頭におくことと頑固を生かすようにする。

・  男性は友だち作りが下手な傾向、女性はコミュニケーションが上手である。

など

 

これらを理解し活かすことによって本人も関係する方々もストレスは減り、大いにキャリアを発揮できるとともに、両者がウィンウィンの関係を築けることを期待できる。そのためにも、シニアの方々は人格を高めておくことが大切になるだろうし、良好な関係が貢献度を増幅することになる。