The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

「理科の授業をする際に困っていることはありませんか」

2019-01-19 08:36:25 | 日記
 教職経験の浅い先生に上記の質問をします。
 
 今日の学習問題を話し合っているときに、「知識をすぐに言ったり、結果を発言したりする子どもがいて」と、こぼします。
 
 このような子どもの発言にはどのように対応していますか。
 ㋐無視して他の子の発言を促す。
 ㋑スルーして「ほかに―」と進める。
 ㋒親和的に対応して展開する。など。

 私なら、
「〇〇君は難しい言葉を知っていますね。感心します。みんなに分かるように話してごらん」と振ります。口ごもってほとんどは説明できませんね。タイムリーな説明ができたら、「〇〇君の話したことを今日は観察や実験をしたりして見つけていきましょうね。本当に〇〇君が言ったようになるのか、グループで協力して結果を出そうね」。

 教室には理科好きな子どもがいますから、読んだり、聞いたり、見たりして『ことば』を知っています。塾で既に習っている子どももいます。ですが、中身を理解している子どもは少ない。皆無に近い。

 これらの子どもは教室でほんの一握り。どの子どもも理解しているなどと騙されることなく、観察や実験の操作を確実に行い、結果の事実より考察して結論を導き出すように指導していくことが、理解を深め知識に至るようになる。しかも、応用が利く能力が培われる。