The 理科ロマンスカー

人生を振り返りつつ見過ごしては禍根を残すであろう事柄に着目。
日本の正義・倫理・規範・疑惑等々婉曲的に発信。

教科書を活用しましよう パート2

2019-08-10 09:02:30 | 日記
書き込みをたっぷりさせたい・・・教科書が奇麗すぎませんか
 教科書が厚くなりランドセルが重くなったといっても、国語や算数の教科書は置き勉させずに日々持ち帰らせたい。
 特に研究授業などが控えている学級では、該当教科の教科書を一斉に集めて授業のたびに配り、子どもが手の届かないところに保管するようだ。研究授業を終えるとまた持ち帰らせる。
 何のためにしているのだろうか、皆目見当がつかない。

 国語を例にして教科書の書き込みの仕方を述べる。国語の学習は自力読みができることを究極の目標にしたい。すなわち読解力を付けることになる。

 お話や物語文の読み取りは、あらすじを掴みながら、人物(登場人物や動物など)に〇で囲み、出来事や人物の気持ちには傍線を引く。

 さらに、場面の変わり目である⑴場所が変わる、⑵時間が変わる、⑶人物の気持ちが変わる、などのところには実線を引いて場面を分ける。

 このようにして物語の読み取りの視点にあたる着眼ポイントを教科書に記入する。そして、掴んだ出来事や気持ち、場面などを比較したり結びつけたりしながら、主題やテーマを読み取っていく。

 初めは先生と一緒に一連の書き込みの作業を確認しながら進めていくが、回数を重ね、学年が上がるにつれて少しずつ一斉で扱うことを減らす。その代わり子どもが〇で囲んだり、傍線を引いたり、実線を入れるなどを自力で行う作業を増やし、一人読みの力をつけていく。

 読み取っていくための印付けなので、正解かどうかなどを気にせずにどんどん書き込みをさせたい。この作業には音読が欠かせない。音読によって、大事な言葉やまとまりが浮かび上がってくる。「読書百遍(しゃっぺん)義(ぎ)自(おのずか)ら見(あらわ)る」、まさしくですね。